ニュージーランドで手作業により製造されるギター用オーバードライブ/ブースターペダル。歪んでいない成分の音色をそのまま残し、トーンのフィルタリングを歪み成分にのみ効かせる設計で、高域を削って歪みを作る手法を取らずに太い歪みを得る点が構造上の特徴。コントロールはLevel、Drive、Presenceの3つで、Levelを上げるだけならクリーンなボリュームブースト、Driveを上げると輪郭を残した厚みのある歪みになり、Presenceは中域の押し出しを加える。Split Enzのドラマーだった Paul Crowther が1976年にロンドン滞在中に回路の構想をまとめ、フラットな応答を持つ小型プリアンプ回路として設計したもので、1977年にHot Cakeの名が付いた。彼のペダル製作はそれ以前、1960年代後半のダニーデン時代にフィルターペダルを作っていたところから始まっている。派生・バージョンとしては、トーンをスイッチで切り替える初期型、トーンをダイヤルで可変にしたスタンダード、改良版のBluesberry、2台を1筐体にまとめたDouble Hotcakeがある。後期のV2では、旧型で内部スイッチだったBluesberry系のセッティングが「+Cream」としてトグルスイッチで外部から切り替えられるようになり、あわせて低域を扱うXLF(Extended Low Frequency)スイッチを搭載する。同ブランドには1995年に開発された波形シェイピング回路によるPrunes & Custardもあり、こちらはハーモニクスジェネレーター/インターモジュレーターとして別系統の製品にあたる。
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