真空管ギターアンプとスピーカーの間に挿入し、音質を保ったまま音量を下げるパワーアッテネーター。パワー段の真空管の過入力と出力トランスの磁気飽和によって生まれる歪みを残したまま、音量だけを落とすことを狙った設計。減衰方式は8点タップのトランス式で、抵抗で電力を熱に変える抵抗式とは異なり、トランスで電圧を下げて減衰させる。抵抗式ではアンプとスピーカーの間に8Ω程度の抵抗が直列に入るためダンピングファクターが下がるが、本機のDCRは1%時で最大0.2Ωにとどまり、その低下を抑えている。搭載トランスは真空管ギターアンプの出力トランスと同等のコアボリュームを持ち、周波数特性は20Hz〜20kHz(-3dB)。定格入力は100Wで、アンプ側・スピーカー側ともに4〜16Ωのインピーダンスに対応する。減衰量は100%・90%・80%・70%・55%・40%・20%・5%・1%の9ポジションで、100Wアンプ接続時にはスピーカーへ送られる出力が100Wから0.01Wまで下がり、自宅での演奏や録音にも使える。端子は入力フォーンジャック1、スピーカー出力フォーンジャック2、ヘッドフォン/ライン出力フォーンジャック1を備え、ロードボックスとしての使用にも対応する。スピーカーの直前で減衰させる構成のため、アンプ側から出るノイズも下がる。寸法は194W×127H×218Dmm、重量4.1kg。初回限定モデルはパネルの色調や厚みなどの仕様が後の製品と異なる。2022年3月に販売が再開された。
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