BAND / HAWAIIAN6

HAWAIIAN6

メンバー
3人
掲載している機材
46点
メンバーMembers 3人

サポートメンバーを含む場合があります。

バンド紹介About

HAWAIIAN6(ハワイアンシックス)は、1997年に結成された日本のメロディック・ハードコア/メロディック・パンク・バンド。編成はYUTA(ヴォーカル/ギター)、gure(ベース/コーラス)、HATANO(ドラム)の3人で、ギター1本のトリオ編成を基本とする。疾走するビートに叙情的な旋律を重ねるスタイルで、日本のメロディック・パンク/ハードコア・シーンの中で長く活動を続けているバンドである。

結成は1997年、安野勇太(YUTA、ヴォーカル/ギター)、小鷹徹(ベース)、畑野行広(HATANO、ドラム)の3人によるものだった。活動の出発点はHi-STANDARDのカヴァーを演奏するコピー・バンドで、そこからオリジナル曲の制作へと移行していった。初期はSTEP UP RECORDSに所属し、2000年にミニ・アルバム『FANTASY』でデビューしている。

その後PIZZA OF DEATH RECORDSに移籍し、2002年に1stフル・アルバム『SOULS』を発表。2003年にミニ・アルバム『ACROSS THE ENDING』、2005年にアルバム『BEGINNINGS』を送り出した。2007年には自身のレーベルIKKI NOT DEADを設立し、以降は同レーベルを拠点として作品をリリースしている。

2009年にはアルバム『BONDS』を発表。ベーシスト交代を挟んで『The Grails』を制作し、2014年8月には4thアルバム『Where The Light Remains』をリリース、翌2015年1月まで続く全国ツアーを行った。2016年5月25日には全6曲入りのミニ・アルバム『Dancers In The Dark』を発表し、5月27日から8月2日までのリリース・ツアーと、8月19日から23日にかけてのファイナル公演を行っている。

2017年にはアルバム『Beyond The Reach』を発表。続く2020年3月25日には5thミニ・アルバム『The Brightness In Rebirth』をリリースした。全6曲入りで、リード曲「Stand By You」のミュージック・ビデオが公開され、4月30日からリリース・ツアーが組まれた。2023年にはEP『Rusted』を発表している。

編成には変遷がある。結成メンバーのベーシスト小鷹徹が2011年1月に脱退し、バンドは一時活動を止めた。同年6月にFUCK YOU HEROESやHARDCORE FANCLUBで活動していた相坂亮介がベーシストとして加入し、活動を再開。相坂は2013年7月に脱退した。同じ2013年7月からgureがサポート・メンバーとして参加し、2014年4月に正式メンバーとなった。gureは山口県出身で、HAWAIIAN6加入以前はハードコア・パンク・バンドTOASTのベーシストとして活動していた。

音楽性の面では、メロディック・パンクの疾走感と歌謡曲的な旋律感覚を組み合わせた曲作りが特徴として挙げられる。ヴォーカルのYUTAに加えてベースのgureがコーラスを担うため、ツイン・ヴォーカルに近い響きが前面に出る。2020年の『The Brightness In Rebirth』の制作では、曲の展開を減らしてシンプルかつソリッドな構成へと寄せ、オーバーダブを極力排したアンサンブルを志向した。HATANOは、直前の何作かで自分たちらしさが薄れていると感じたことから、PIZZA OF DEATH在籍時のようにメンバー全員で曲を検討し直す作り方へ戻すことを提案しており、トリオ編成ならではの躍動感を重視した音作りが行われた。制作は2018年10月に始まったが曲作りが難航し、当初予定していた2019年11月のレコーディングから遅れて完成に至っている。

ライブ活動では、作品ごとに全国ツアーを重ねている。結成当初からの目標として掲げていたAIR JAMへの出演は、結成20年を迎える時期にあたる2016年に実現した。

機材面では、YUTAがESPと組んでシグネチャー・モデルを制作している。ESP / YASUNO N°5 はホワイトアッシュ・ボディにハードメイプル3ピース・ネックを組み合わせた22フレット・648mmスケールの仕様で、ナットにはブラスを採用し、ピックアップにSeymour Duncan AHB-1b Blackouts、ブリッジにGOTOH GE104BとGE101Aを搭載する。カラーはオール・スノーホワイト。EDWARDSブランドからも、ボーン・ナットとGOTOH GE101Zを用いた同系統の仕様の E-Yasuno N°5 が用意されていた。いずれのモデルも生産を終了している。

gureのベース・サウンドは、エデンの機材を軸に組み立てられている。アンプ・ヘッドには Eden / WT800 を使い、プリアンプ/DIとして Eden / Module を使用。そのセンド・リターンに Eden / Glow Plug を接続することで、ライン特有の質感を抑え、アンプから出している音に近づけている。ボードの入出力管理には Free The Tone / JB-41S、ライン・セレクターに Electro-Harmonix / Switchblade+、電源に Ex-pro / PT-1 を配置し、スイッチングは Free The Tone / ARC-53M で行う。

歪みとダイナミクスの段では、常時オンにして音を整える Mad Professor / Forest Green Compressor、原音を残した軽い歪みの BOSS / ODB-3、ソロなどで使う派手な歪みの EarthQuaker Devices / Plumes、モジュレーションを担う BOSS / MD-500、プリアンプの Tronographic / Rusty Box、チューナーの KORG / Pitchblack XS が並ぶ。gureがボードの要と位置づけているのが Free The Tone / PA-1QB で、500Hzと800Hzの帯域を扱えることが導入の決め手だったという経緯があり、500Hzを持ち上げて質感を作るほか、会場に応じて4500Hz付近を微調整する使い方をしている。ARC-53Mのプリセットは楽曲名で管理され、基本設定に加えて、指弾き用にコーラスを足したもの、ハイ・ポジションで高音を厚くしローをブーストするもの、曲全体に歪みを足すもの、部分的に派手な歪みを使うもの、ヴィブラートで音の輪郭を変えるものなどが用意されている。

Y-UPでは、こうしたエフェクター類やスイッチャー、電源、ケーブルに加え、gureのベースとして ESP / GB、HATANOのドラム周りでは ASPR / ST-250C や Lerni / S-150BH といった登録も確認できる。過去に使われていた Line 6 / POD XT Pro や Line 6 / M9 Stompbox Modeler など、年代の異なる機材が並んでいるのも、活動歴の長いバンドならではの内容といえる。