BAND / POLLYANNA

POLLYANNA

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バンド紹介About

POLLYANNA(ポリアンナ)は、2014年6月に結成された日本のポップ・バンド。ボーカルの伶菜、ギターのqurosawa(クロサワ)、ベースの斎藤モトキ、キーボードの飯島快雪、ドラムのワタナベタカシによる5人編成で、東京を拠点にライブと作品制作を重ねてきた。活動の初期には「最新型渋谷系ポップバンド」という肩書きを掲げ、のちに自ら「ストライプ・ロック」というジャンル名を提唱するようになった。

結成のきっかけは、斎藤モトキ、飯島快雪、qurosawa(クロサワ)の3人が組んでいた前のバンドが解散したことだった。次にやるのなら自分たちのやりたいことをやろう、という話し合いから方向性を探るなかで、当時盛り上がっていた1980年代リバイバルの次には1990年代が来ると読み、周囲のバンドとの差別化を図るキーワードとして渋谷系を選んだ経緯を、メンバーは後年のインタビューで説明している。この方針を「最新型渋谷系」という言葉に凝縮し、2014年6月の結成以降、東京を中心にライブ活動を始めた。

全国流通の節目は2016年1月6日だった。タワーレコードとHOT STUFF PROMOTIONが共同で立ち上げた新レーベル、Two sHOT RECORDSの第1弾アーティストとして、1stミニアルバム『Circle』を全7曲入りでリリースしている。この時点の編成は深澤希実(ボーカル)、qurosawa(クロサワ)(ギター)、斎藤モトキ(ベース)、飯島快雪(キーボード)、ハッピーナッティ西山(ドラム)で、メンバーの平均年齢は23歳と紹介された。

その後、ボーカルとドラムがそれぞれ交代し、伶菜とワタナベタカシが加わって編成が組み直された。ワタナベタカシは、前任ドラマーの脱退を受け、対バンなどでPOLLYANNAの演奏に触れて楽曲に惹かれていたことをきっかけに加入している。ギター、ベース、キーボードの3人は結成時から変わっておらず、バンドの骨格は保たれたまま歌とリズムの担い手が入れ替わった形になった。

作品としては、2017年8月に2ndミニアルバム『Breaking News』を自主制作でリリース。2019年2月には『quantum ep. + Breaking News』を発表した。2020年1月29日には、LD&K Recordsからフルアルバム『pantomime』を発売している。収録曲は「Scratch the surface on the universe」「pantomime」「量子もつれとわたし」「シュガーレイン」「運命の人」「LIFE」「カモミールの育てかた」「Sorry」「星を見るひと」「Special service」の全10曲で、収録時間はおよそ38分。表題曲はライブでも繰り返し演奏される曲となり、渋谷系の色が濃い「Special service」が終盤に置かれている。

『pantomime』というタイトルは、身振り手振りで伝えるという意味に由来する。それまで思うように届かなかった経験を踏まえ、伝わってほしいという気持ちを込めたことをメンバーは語っている。このアルバムは、バンドが「最新型渋谷系」から「ストライプ・ロック」へと看板を掛け替えた最初の作品にあたる。

制作面では、メロディーを難解にしすぎないことを前提に置き、シンプルな旋律へ心地よい和声を組み合わせる手法をとっている。曲が破綻しない範囲でメンバー各自の個性を尊重する作り方も特徴で、ボーカルの伶菜がPIZZICATO FIVEなど渋谷系そのものをルーツに持つ一方、他のメンバーのルーツは渋谷系と間接的につながるものが多く、そのずれがアンサンブルに反映されている。北欧ポップのクラウドベリー・ジャムなども参照点として挙げられてきた。『pantomime』の制作では、CymbalsやTWEEDEESで知られる沖井礼二がボーカル・ディレクションを担当し、レコーディングの準備段階からレーベル選びまで関わっている。

ギターのqurosawa(クロサワ)は、曲とバンド全体の見通しを損なわないことを前提に、誰がいつ聴いても楽しめるギターを目指す、という方針を公言している。Y-UPにはqurosawa(クロサワ)の使用機材が登録されており、Fenderの Jaguar や Telecaster Deluxe、Fullertone Guitarsの Tellings といったギター、VOXの AC30 や Universal Audioの OX Amp Top Box といったアンプまわりを確認できる。足元はエフェクターの数が多く、Pro Coの The Rat、Marshallの ShredMaster、J. Rockett Audio Designsの Archer、Electro-Harmonixの Small Stone や Holy Grail、Eventideの TimeFactor、Line 6の HX Effects などが並ぶ。歪みものを複数使い分けながら、モジュレーションと空間系を組み合わせる構成になっている。

メンバーはそれぞれバンド外の活動も並行している。qurosawa(クロサワ)は、YouTuberとしても知られるバンドの侍文化、2人組ユニットのサンプリエ、眉村ちあきベイビーズに参加し、TWEEDEESやmeiyoのサポートギターも務めてきた。ドラムのワタナベタカシはmeiyo名義でシンガーソングライターとしてのソロ活動を行っており、qurosawaと同じく侍文化にも加わっている。こうした別名義・別バンドでの仕事は、POLLYANNA本体の活動とは切り分けて語られている。