アメリカのロジャースが1960年代に製造したドラムキット。ヘンリー・グロスマンが1955年に同社を取得して以降の時期にあたり、生産はオハイオ州コビントンの工場で行われ、出荷元の表記にはクリーブランドが使われた。1966年にCBSミュージカルインストゥルメンツの傘下へ入り、以降はデイトン表記に移る。シェルは1960年代前半がメイプルに補強リングを組み合わせた構成で、1964年から1975年まではメイプルとバーチを交互に重ねた5プライに補強リングを加えた構成が用いられた。1960年代前半の個体には内面をグレーに塗装したものや、スクリプト体のバッジを持つものがある。ラグは初期のブレッド&バター型が割れやすかったことからビーバーテール型へ改められた。ハードウェアはSwiv-O-Maticと呼ばれる一連の設計が中心で、ボール&ソケットによる角度調整機構をタムホルダーやシンバルスタンドに用い、ハイハットスタンドやバスドラムペダルまで同じ系統でそろえられた。設計の多くは技術者ジョー・トンプソンが手がけた。キットのラインにはHoliday、スネアにはDyna-SonicやPowertoneが置かれた。セット構成の一例として、14×20インチのバスドラム、16×16インチのフロアタム、9×13インチのタム、5×14インチのスネアという組み合わせがあり、タムホルダーは工場出荷の段階でバスドラム中央に取り付けられた。
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1960s
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