Elektronが2001年に登場させたデジタルドラムマシン。1トラック1音色の構成で16ボイスを扱い、各トラックには「マシン」と呼ばれる音源を割り当てて音を組み立てる。マシンは合成方式ごとに系統が分かれており、Roland TRシリーズの質感を狙ったTRX、FM合成のEFM、サンプル再生のE12、アコースティックドラムを物理モデルで再現するPIを備える。トラックごとにアンプリチュードモジュレーション、1バンドEQ、サンプルレート低減、ディストーションをかけられ、エコーとリバーブへのセンドも独立して持つ。マスター段にはリズムエコー、ゲートボックス、3バンドEQ、ダイナミクスコンプレッサーを搭載する。シーケンサーは16ステップのグリッド入力を基本とし、最大32ステップまで伸ばせる。パターンモードとソングモードを備え、外部機器を鳴らすMIDIマシンや全トラックをまとめて動かすコントロールマシンも用意される。上位仕様のSPS-1UWは2MBのユーザーウェーブメモリを追加した構成で、32スロットに読み込んだ素材を12ビットモノラルで鳴らすROMマシンと、演奏中に音を取り込んで再生するRAMマシンが使える。サンプルの開始・終了位置、リピート回数と間隔、ディケイやホールドの長さ、ビットレートの削減量を調整でき、素材の転送はMIDIサンプルダンプで行う。Turbo MIDIを使えば転送速度が上がる。後にSPS-1 MKII、SPS-1UW+ MKIIといったバージョンも展開された。OSのアップデートは2016年公開のバージョン1.63まで続いた。
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