ギター用のファズペダル。1995年に登場し、米ミネソタでハンドメイドされ、筐体には一台ずつ手描きのペイントが施された。NOS(新品デッドストック)のゲルマニウムトランジスタを使い、素子固有の不安定さを抑え込むのではなく、その振る舞いそのものを演奏者が操作できる設計とした点に特徴がある。Volume / Gate / Comp / Drive / Stab の5つのコントロールを備え、このうち複数はトランジスタのバイアス電圧を直接動かす。Gate はゲート回路ではなく初段トランジスタの再バイアスで、音が途切れて痙攣するようなスパッタリングを生む。Drive は次段から得るゲイン量を決め、Stab は Stability の略で発振の安定度を受け持つ。Volume はパッシブ動作。タイトで弾き止めた瞬間に切れるファズから、ノイズ的に破綻した音、複数の発振が干渉し合うピッチのうねりまでを、ノブの組み合わせで作り分けられる。ノブの名称は動作の目安であり、一般的なエフェクターのパラメーター名とは対応しない。回路そのものはサーキットベンディングの発想の影響を受けている。電源はセンターマイナスのDCジャックで、消費電流は4mAと小さい。外形寸法は4.70×2.38×1.82インチ、オン/オフを示すLEDを備える。2004年にはプリントグラフィックでコストを抑えた Vexter シリーズが加わり、回路はオリジナルと同一。派生モデルとして、スイッチで低域を追加できる Fat Fuzz Factory、RF場センサーで操作する Fuzz Probe、7つのロータリーコントロールを持ち Tone と Fat を追加した Fuzz Factory 7 がある。
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