Univox Super-Fuzz
GEAR / UNIVOX

Super-Fuzz

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ギターやベースに使われたオクターブ・ファズ。2本のゲルマニウム・ダイオードで矩形波状にクリップさせ、さらに信号を全波整流することで原音の1オクターブ上を重ね、わずかに下のオクターブ成分も加わる。強い圧縮感とリングモジュレーターに近いざらついた質感を伴う分厚い歪みが得られる。コントロールは音量にあたるBalance、ファズ量を決めるExpander、2段階のトーンスイッチ、そしてオンオフのフットスイッチ。トーンスイッチは1kHz付近を削るフィルターを働かせ、中域が引っ込んだ低音寄りの太い音色に切り替わる。回路のもとは1967年に日本のHoney社が発表した多機能機Psychedelic Machineで、設計はFumio Mieda。単体のファズとしてまとめられたBaby Crying Fuzz FY-6を経て、Honeyの倒産後はShin-eiが製造を引き継ぎ、米国の輸入元Unicordがこれを自社ブランドUnivoxの名で扱った。生産は1968年に始まり1970年代後半まで続いた。初期は板金を折り曲げた筐体だったが1970年頃にダイキャスト製へ移り、1973年頃には橙色の踏み面に統一された。後期の個体には、オクターブのバランスを調整する内部トリマーが備わる。灰色のU-1093、赤と青の配色で知られるU-1095、AC電源で天面にコントロールを配したU-250 Uni-Fuzzといった型が存在する。Shin-eiは同じ回路をApollo、Companion、JAX、Teiscoなど多数のブランドへ供給しており、同系統の音を出すペダルが各社名義で流通した。

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