BAND / MOSOME TONEBENDER

MO'SOME TONEBENDER

メンバー
3人
掲載している機材
39点
メンバーMembers 3人

サポートメンバーを含む場合があります。

バンド紹介About

MO'SOME TONEBENDER(モーサム・トーンベンダー)は、1997年に福岡県で結成された日本のロックバンド。百々和宏(ボーカル/ギター)、武井靖典(ベース)、藤田 勇(結成時はドラム、のちにギター)の3人による編成で、ロックンロールを軸に、ガレージパンクからサイケデリック、ダンスミュージックまでを取り込んだサウンドで活動している。

バンド名は、百々の「モー」と藤田の愛称「サム」を組み合わせて友人が名付けたものが元になっており、そこに百々が「TONEBENDER」という語を語尾に加えて完成した。福岡を拠点にライブを重ね、1999年にはミニアルバムを発表している。

2001年、アルバム『HELLO』でメジャーデビュー。2004年9月22日発表の『The Stories of Adventure』以降は日本コロムビアから作品を発表しており、同社のディスコグラフィにはシングル、アルバム、映像作品が並んでいる。

日本コロムビア期のシングルには、2004年8月25日の「アンハッピー・ニューエイジ」、2005年4月20日の「ビートルバーナー」、同年10月19日の「ペチカ」、2006年8月23日の「You are Rock'n Roll」、2007年1月24日の「TIGER」、2008年7月23日の「シンクロニシティ」がある。アルバムは2005年6月22日の『faster !』、同年12月7日の『Rockin' Luuula』、2007年2月21日の『SUPER NICE』、同年10月3日の『C.O.W.(CHECK OUT WORLD)』、2008年9月24日の『SING!』と続き、1年に複数の作品を出す時期もあった。

その後も2010年12月8日に『STRUGGLE』、2011年4月27日にベスト盤『BEST OF WORST』、2012年7月18日に『Strange Utopia Crazy Kitchen』を発表。2013年12月4日発表の『Baseball Bat Tenderness』は、ライブでの再現性を軸に据えて作られ、レコーディングは約2週間という短期間で行われた。楽曲の一部はレコーディングの現場で組み立てられている。

編成は途中で大きく変わっている。結成時にドラムを叩いていた藤田 勇は2009年から2010年にかけてギターへ軸足を移し、バンドはサポートドラマーを迎えた4人体制でライブを行うようになった。サポートドラマーには水野雅昭が加わっている。藤田はギターのほかキーボードも担当するようになり、楽器の種類で自分の役割を区切らない立場を示している。

サウンド面では、ロックンロールを土台にしながら、作品ごとにガレージパンク、サイケデリック、ダンスミュージックといった要素を入れ替え、実験的な試みを繰り返してきた点が特徴となっている。『Baseball Bat Tenderness』の制作では、聴き手を高揚させる要素だけに絞って曲を組み立てる方針が取られた。百々は、バンドの外での制作と比べたときに、この3人でしか出ない粗さや勢いがあることを制作の動機として挙げている。

ライブでは、フジロックフェスティバルやロック・イン・ジャパン・フェスティバルといった大型フェスに出演。映像作品も残しており、2005年11月24日のLIQUIDROOM公演を収めた『no evil film presents MO'SOME TONEBENDER ALIVE 2005 11.24 LIQUID ROOM』が2006年3月22日に、日比谷野外音楽堂での公演を記録した『no evil film presents "DOCUMENT 日比谷野外音楽堂"』が2007年7月4日に発表されている。2013年の『Baseball Bat Tenderness』以降はアルバムのリリース間隔が空いたが、バンドは解散せず、渋谷CLUB QUATTROなどでワンマン公演を続けている。

機材面では、百々和宏がギター・マガジンの取材で使用機材を具体的に挙げている。ギターはMosriteのModel 500 Blues Bender、1960年代中盤のFender Jaguar、Gibson Les Paul Junior、Gibson ES-335、Guild Starfire IIIなど。アンプはSUNN The Twinをメインに据えている。歪みはファズとオーバードライブを組み合わせる形で、Honda Sound WorksのISO FUZZやBOSS BD-2 Blues Driverを使用。空間系や揺れものにはElectro-Harmonix Deluxe Memory Man、MXR M290 Phase 95、BOSS CE-1などを用いている。

藤田 勇はRolandの公式インタビューで機材と音作りについて説明している。曲作りにはV-Drums Lite HD-3を使い、自らドラムを演奏してデモを作る。ギターに移ってからは、ディバイデッド・ピックアップを搭載したギターとV-Guitar SystemのVG-88を組み合わせて使っていた時期がある。ライブにはパソコンを持ち込み、エフェクトはプラグインで処理して、足元に置くコンパクト・エフェクターはチューナーのみという構成を取った。アナログ機材の不調を見てきた経験と、毎回同じ音を出せることを、その理由として挙げている。Y-UPでも、VG-88やV-Drums Lite HD-3のほか、MS-70CDR MultiStomp、Whammy DT、RC-3 Loop Station、Minifooger MF Drive、Chi-Wah-Wah、ドラムペダルの5000、スイッチャーのGecko MKII MIDI Switcherといった、このバンドに紐づく使用機材を確認できる。

メンバーの別活動として、百々和宏はソロ名義でも作品を発表している。2022年2月にアルバム『OVERHEAT 49』を、同年4月に7インチEP『アナクロ'N' ROLL』をリリースした。