Orange OR120
GEAR / ORANGE

OR120

メーカー
使用アーティスト
1人 川
掲載されている年式
1970s

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イギリスのOrangeが1970年代に展開した、ギター用の真空管アンプ・ヘッド。EL34を4本使う出力段で120W級の出力を得るシングルチャンネル構成で、マスターボリュームは持たない。Bass と Treble は Hz/kHz 表記のBaxandall型トーン回路で、これをゲインの手前に置く配置。高域の張りを加える HF Drive と、低域の効き方を段階的に切り替えるロータリー式の F.A.C.(Frequency Analysing Control)を併せ持つ。原型は1971年に社内で設計された Graphic Valve Amplifier で、1972年から1975年にかけて製造された。文字を使わず図記号だけを並べたフロント・パネルから Pics Only と呼ばれ、反転印刷したアクリル板をオレンジ色の鉄板に重ねた初期仕様は Plexi の通称でも知られる。回路面では、初期のOrangeアンプが用いていたDC結合のコンサティーナ型位相反転をコンデンサ結合に変えており、出力管をより強く押すことで粗く潰れた歪みが得られる。1973年にはパネルを図記号と文字の併記に改め、Graphic 120 Pics & Text へ移行。位相反転はDC結合のコンサティーナ型に戻され、音の輪郭と反応の速さが整理された。1976年に登場した Overdrive はこの Pics & Text の回路を土台にマスターボリュームを加えたもので、HF Drive は Presence へ名称が変わっている。Bexleyheath の工場での生産は1979年に終了した。復刻は1993年にGibsonがOrangeの名称のライセンスを受けたことで実現し、製造はHuddersfieldのMatampが担当。1994年に Graphic 120 と Overdrive 120 が復刻され、続いて Graphic 80 と Overdrive 80 が加わった。ただしEQ部のコンデンサに Series Two のオーバードライブ用定数が使われたため、70年代のオリジナルとは鳴りが異なる。ライセンスは1997年2月にOrange側へ戻り、この復刻シリーズも終了した。

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