1970年代初頭に登場した100Wのギターアンプ・ヘッド。型番は Graphic Overdrive の頭文字と出力の100Wを組み合わせたもので、Matamp との共同製作を離れた Orange が自社設計へ移行した時期の製品にあたる。出力管に EL34 を4本、プリ段に 12AX7(ECC83)を使う真空管回路で、固定バイアス、整流はソリッドステート、位相反転はカソードダイン型という構成。フロント・パネルは入力、F.A.C.、Bass、Treble、H.F. Boost、Gain、リバーブの Send / Return、パイロット・ランプ、電源スイッチという並び。F.A.C. は Frequency Analysing Control の略で、切り替えによって周波数特性をまとめて変えるロータリー式のコントロールとして働き、6ポジションを備える。リア・パネルには電圧セレクター、2つのヒューズ・ホルダー、スレーブ出力、インピーダンス・セレクター、2系統のスピーカー・アウトを配置し、3.75/7.5/15Ω と100Vラインに対応する。文字を使わず絵記号だけで各機能を示す、いわゆる Pics Only 世代のパネル・デザインで知られるが、初期の個体にはプレキシ・パネルを持つものもある。
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