2010年に登場したハンドワイヤード仕様のギター用真空管コンボアンプ。プリント基板を使わず、ターレットボード上で部品を直接配線する手組みの構造を採る。出力は30Wで、8Ωと16Ωに対応する。真空管構成はプリ管にECC83(12AX7)を3本、パワー管にEL84を4本、整流管にGZ34を1本という組み合わせで、マッチドペアで選別されたRuby Tubesを装着する。スピーカーは12インチのCelestion Alnico Blueを2発。Celestion G12M Greenbackを積む同シリーズのAC30HW2とは回路が共通で、スピーカーのみが異なる。チャンネルはNormalとTop Boostの2系統を持ち、それぞれにHighとLowの入力を備える。NormalチャンネルにはBrightスイッチ、Top BoostチャンネルにはHOT/COOLでゲイン量を切り替えるスイッチが付き、付属のフットスイッチVFS1から切り替えできる。Top Boostチャンネルは独立したBassとTrebleのトーン回路を備える。アンプ全体には高域の量を調整するTone Cut、およびバイパススイッチ付きのマスターボリュームを搭載し、マスター段を完全に迂回させた状態でも使える。O/Pモードスイッチにより出力を半分に落とすことも可能。リバーブ、トレモロ、フットスイッチによるチャンネル切り替えは搭載しない。キャビネットはバーチ材の合板に補強を入れた構造で、外装には初期のAC30を思わせるフォーン系カラーのビニールレザーを張る。背面にはエクステンションキャビネット用の出力ジャックを2つ備える。同じ回路構成のヘッドタイプとしてAC30HWH、Alnico Blueを積んだ専用キャビネットとしてV212HWXがラインナップされている。
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