DAW上でVST/AU/AAXプラグインとして動作する、Spectrasonicsの旗艦ソフトシンセサイザー。2008年に自社開発のSTEAMエンジンを基盤として登場し、2015年4月30日にOmnisphere 2、2025年10月21日にOmnisphere 3へと更新されてきた。モーフィング可能なウェーブテーブル、グラニュラー、FM/リングモジュレーション、複数ゾーンを移り変わらせるQuadzone、ポリフォニック動作の2系統フリケンシーシフターなど、方式の異なる合成手法を1つの音源にまとめている点が特徴。638種のDSP波形、アナログ的な揺れを加えるオシレータードリフト、ポリフォニック・ティンバーシフトといった加工も備える。ユーザーが用意したWAV/AIFFファイル(最大192kHz)を読み込んで音源として鳴らすこともできる。パッチの土台となるサウンドソースには、吹き鳴らしたダチョウの卵、砂、ニッケルハルパ、セレスタフォン、ライアーハープ、スル・タストで弾いたチェロなど、通常の楽器音に留まらない録音素材が含まれる。ノートパターンや再生モード、ステップごとの修飾を細かく組めるアルペジエーターを持ち、StackモードとLiveモードでは最大8基を同時に走らせられる。リバーブ、ディレイ、モジュレーション、ダイナミクス、EQなど93種のエフェクトユニットを内蔵し、エフェクト部だけを単体プラグイン化したOmnisphere FX Rackも付属する。膨大なパッチを扱うブラウザにはディレクトリツリー表示、Sound LockやSound Match、パッチを部分的に変異させる機能、円形のモーション操作画面ORBなどが用意されている。外部ハードウェアシンセのつまみから内部パラメーターを操作するHardware Synth Integrationに対応し、バージョン3では300を超えるハードウェアプロファイルを収録。バージョン3は従来バージョンおよびサードパーティ製ライブラリとの互換性を保っている。
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