Orangeが手掛ける2チャンネル仕様のオールバルブ・ギターアンプヘッド。初代は2003年に登場し、同社として初めてハイゲインを主眼に置いた設計となった。AD30にエフェクトループを組み込んでほしいという要望が出発点となり、既存機の改修ではなく新規に起こされた経緯を持つため、バルブでバッファリングされたエフェクトループを当初から備える。クリーン側はVolume・Bass・Trebleというシンプルな構成、歪み側はGainに加えてBass・Middle・Trebleの3バンドEQを持ち、軽いクランチから深く潰れた歪みまでを1台で扱える。スプリングリバーブも内蔵する。2010年にMKII、その後MKIIIへと更新され、MKIIIでは出力管にEL34を4本使用したうえで、稼働させる出力管の本数切替とプレート電圧を下げるハーフパワーモードを組み合わせ、100W/70W/50W/30Wの4段階から選べる。この出力切替はフットスイッチからも操作できる。プリ部はECC83/12AX7が4本とECC81/12AT7が2本という構成で、MKIIIのリバーブ回路は12AT7と専用トランスで駆動される。スピーカー出力は8Ω1系統、16Ω1系統、16Ω2系統に対応。出力を抑えた兄弟機としてRockerverb 50が並行してラインナップされる。
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