BAND / MILLENNIUM PARADE

MILLENNIUM PARADE

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5人
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81点
メンバーMembers 5人

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バンド紹介About

MILLENNIUM PARADE(ミレニアムパレード)は、常田大希を中心とする東京拠点の音楽プロジェクト。2019年に「millennium parade」として始動し、2024年5月に大文字表記のMILLENNIUM PARADEへ改称した。固定されたバンド編成を持たず、楽曲ごとに参加するミュージシャンやボーカリストが入れ替わる形式を採り、クリエイティブレーベルPERIMETRONに集うメンバーを軸として、国内外のミュージシャン・クリエイターが参加する。音楽だけでなく映像・デザイン・ライブ演出までを一体の表現として設計している点が、通常のバンドとの大きな違いになっている。

常田大希は、バンドKing Gnuのギター・ボーカルとしても知られる。MILLENNIUM PARADEの前身にあたるのが、常田大希名義のプロジェクト「Daiki Tsuneta Millennium Parade」(DTMP)で、2016年にアルバム『http://』を発表している。この作品では常田大希がギター、キーボード、チェロの演奏を担当したうえでアートディレクションも手掛けており、音楽と視覚表現を同じ人間が同時に組み立てる制作体制の原型が確認できる。2019年に名義をmillennium paradeへ改め、プロジェクトとして本格的に動き出した。

広く知られるきっかけになったのが、2020年に発表されたシングル「Fly with me」である。Netflixで配信されたアニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』のオープニングテーマに起用され、CDシングルは2020年4月22日にAriola Japanからリリースされた。作詞をermhoi、作曲・編曲を常田大希が手掛けており、CDにはSteve Aokiによるリミックスがカップリングとして収録されている。

2021年2月10日には、1stアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』をAriola Japanからリリース。「Fly with me」のほか、「FAMILIA」「Bon Dance」「Philip」「Plankton」「Lost and Found」「Trepanation」「Fireworks and Flying Sparks」などを収録し、CDに加えてアナログ盤でも発売された。

同じ2021年、中村佳穂を迎えた「U」を7月12日に配信リリース。細田守監督の劇場アニメ『竜とそばかすの姫』のメインテーマで、中村佳穂は同作の主人公ベルの歌唱も担当している。名義はmillennium parade × Belle、作詞・作曲は常田大希。CDシングルは2021年8月18日に発売され、その後、各国語のバージョンが海外に向けて配信された。

2023年には、椎名林檎とのコラボレーション曲「W●RK」を発表している。TVアニメ『地獄楽』のオープニングテーマで、2023年4月1日に先行配信、5月17日にCDシングル『W●RK/2◯45』としてリリースされた。カップリングの「2◯45」も椎名林檎との共作で、作曲を常田大希、作詞と歌唱を椎名林檎が担っている。

2024年5月1日、それまでmillennium parade名義で発表されてきた楽曲のアーティスト名表記が一斉に差し替えられ、ジャケットやミュージックビデオのサムネイルに至るまで、風化したような意匠へとビジュアルが変更された。続く5月3日、millennium paradeからMILLENNIUM PARADEへの改名と、アメリカのEPIC US、ヨーロッパのRCA UKとの契約が発表され、グローバルでの活動が本格化した。改名後の第1弾シングルとして、2024年5月10日に「GOLDENWEEK」がリリースされている。

ライブ活動では、2024年に初のワールドツアー『WHO AND HOW TOUR 2024』が組まれた。メキシコシティのLunario del Auditorio Nacional、ロサンゼルスのThe Fonda Theater、ニューヨークのIrving Plaza、トロントのDanforth Music Hall、ベルリンのFestsaal Kreuzberg、パリのLe Trianon、ロンドンのHERE at Outernet、ユトレヒトのTivoliVredenburg Rondaを巡り、東京ガーデンシアター公演を含む9都市での開催が予定されていた。しかし2024年8月、目指した演出とクオリティを全公演で再現することが難しいと判断されたとして、全公演の中止が発表された。

音作りの面では、常田大希のギターが手掛かりになる。Fenderからはシグネチャーモデル「Daiki Tsuneta Swinger」が発表されており、1969年に少数だけ生産されたオリジナルのSwingerを下敷きに、24インチスケール、バスウッドボディ、Uシェイプのメイプルネックとメイプル指板、メタルカバーのソープバータイプピックアップ2基と3ウェイスイッチ、マスターボリュームとマスタートーン、ヴィンテージスタイルのシンクロナイズド・トレモロという仕様へ作り替えられている。オリジナルがハードテイル仕様だったのに対しトレモロを備える点が変更点で、日本国内向けに2021年10月から販売された。ギター・マガジン2025年2月号では常田大希が表紙と巻頭特集を飾り、ギター観を語るインタビューに加え、使用機材コレクションの解説や、Fenderのアーティストマーケティング・ギターテクニシャンを交えた鼎談が掲載されている。

Y-UPには、常田大希の使用機材として、この Daiki Tsuneta Swinger のほか、Fano の Alt de Facto RB6、Fender の American Performer Mustang、Jaguar、アコースティック/エレクトリックを兼ねる American Acoustasonic Telecaster といったギターが登録されている。足元では Shin's Music の Dumbloid や MXR の Raijin Drive といったオーバードライブ、TC Electronic の Hall of Fame Reverb、Flashback、Brainwaves、PolyTune、DigiTech の RV-7 Stereo Reverb、そして One Control の Crocodile Tail Loop によるスイッチング環境が確認できる。

ボーカルとして参加する ermhoi は、Ableton Live を制作とライブの中心に据えている。Ableton公式のインタビューでは、ソロのライブで Akai Professional のMIDIコントローラー MIDImix や Novation の LaunchPad を併用し、Live上でEQ、コンプレッサー、2系統のLooper、複数のリバーブ、ピンポンディレイ、歪み系などを組み合わせた長いエフェクトチェーンを組み立てていることが紹介されている。Y-UP側でも、ermhoi の機材として Ableton の Live に加え、KORG の prologue や volca kick、Arturia の MicroFreak といったシンセサイザーを確認できる。

メンバーの別活動として、常田大希は King Gnu のギター・ボーカルを務めるほか、音楽・映像・デザインを横断するクリエイティブチームPERIMETRONの活動にも関わっている。ermhoi は、小林うてな、ジュリア・ショートリードとともに2018年に結成したエレクトロニック・ユニット Black Boboi のメンバーとしても活動しており、Black Boboi では ermhoi とジュリア・ショートリードが Ableton Live、小林うてなが Logic Pro と、それぞれ異なるDAWでデモを加工し、MIDIデータやパラデータを書き出して共有する制作方法を採っている。中村佳穂 や 椎名林檎 はそれぞれソロアーティストとして自身の作品を発表しており、MILLENNIUM PARADE への関わりは楽曲単位のコラボレーションにあたる。