King Gnu
- メンバー
- 5人
- 掲載している機材
- 80点
サポートメンバーを含む場合があります。
King Gnu(キングヌー)は、常田大希(ギター、ボーカル)、井口理(ボーカル、キーボード)、新井和輝(ベース)、勢喜遊(ドラムス、サンプラー)の4人からなる日本のバンドである。所属レーベルの公式プロフィールでは、オルタナティブな要素とポップな感覚を組み合わせた音楽性を持つ4ピースバンドとして紹介され、音源制作だけでなくアートワークや映像、ライブパフォーマンスまでを含めて活動を展開している点が挙げられている。
バンドの前身は、常田大希を中心に活動していたSrv.Vinci(サーヴ・ヴィンチ)である。のちにKing Gnuとなる4人は、2014年に小さなセッションバーで顔を合わせている。ベースの新井和輝は、大学時代に勢喜遊を介して常田大希と知り合い、自ら加入を申し出るかたちで2015年7月にSrv.Vinciへ加わった。新井和輝は中学2年でベースを始め、17歳から22歳にかけて日野“JINO”賢二に師事し、河上修にも教えを受けている。Srv.Vinci名義では、2015年9月16日に『Mad me more softly』、2016年9月14日に『トーキョー・カオティック』を発表した。
2017年4月27日、バンド名はSrv.VinciからKing Gnuへ改められ、同じ日に楽曲「Tokyo Rendez-Vous」のミュージックビデオが公開された。同年10月25日には、改名後初のアルバム『Tokyo Rendez-Vous』を発表。2018年には7月13日にシングル『Flash!!!』、9月19日に『Prayer X』を発表し、2019年1月16日にアルバム『Sympa』を発売した。レーベルの公式プロフィールでは、この『Sympa』をもってメジャーシーンへ進出したと位置づけられている。
2019年2月22日には、日本テレビ系土曜ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』の主題歌として「白日」が配信リリースされた。同年8月9日にはシングル『飛行艇』を発表。「白日」は同年12月31日の『第70回NHK紅白歌合戦』でも歌唱され、King Gnuはこの回で紅白初出場を果たしている。2020年1月15日には2枚目のアルバム『CEREMONY』が発売された。
シングルは、2020年12月2日の『三文小説 / 千両役者』、2021年3月5日の『泡』、同年12月1日の『BOY』、12月29日の『一途/逆夢』、2022年3月16日の『カメレオン』、7月15日の『雨燦々』、11月30日の『Stardom』と続いた。2023年9月6日には『SPECIALZ』を、11月29日には4枚目のアルバム『THE GREATEST UNKNOWN』を発表している。このアルバムの公式な楽曲情報では、収録曲のタイアップとして、「CHAMELEON」がフジテレビ月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』の主題歌、「SPECIALZ」がテレビアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」のオープニングテーマ、「一途」が『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌、「逆夢」が同作のエンディングテーマ、「千両役者」がNTTドコモ 5GのCMソング、「硝子窓」が映画『ミステリと言う勿れ』の主題歌、「泡」が映画『太陽は動かない』の主題歌、「STARDOM」が2022年のNHKサッカーテーマ、「雨燦々」がTBS系日曜劇場『オールドルーキー』の主題歌、「BOY」がテレビアニメ『王様ランキング』第1クールのオープニングテーマ、「三文小説」が日本テレビ系土曜ドラマ『35歳の少女』の主題歌であることが示されている。
その後も、2024年10月4日に『MASCARA』、10月21日に『ねっこ』、2025年4月18日に『TWILIGHT!!!』、9月5日に『SO BAD』、2026年2月11日に『AIZO』、7月29日に『GO GHOST』と、シングルの発表が重ねられている。
ライブ面では、2022年4月27日に東京ドーム2デイズ公演の開催が発表され、同年11月19日と20日に「King Gnu Live at TOKYO DOME」が行われた。King Gnuへの改名からちょうど5年の日に告知された、バンド初の単独ドーム公演にあたる。その後は東京ドームを含む5大ドームを巡る「King Gnu Dome Tour THE GREATEST UNKNOWN」が行われ、その東京ドーム公演は2024年9月25日にBlu-ray作品として、10月4日にライブアルバムとして発売されている。
編成上の特徴として、常田大希と井口理の2人がボーカルを担い、曲の中で歌い分ける形をとる。ドラムの勢喜遊は、ドラムセットにサンプラーを組み合わせた演奏を行う。楽器メーカーや楽器専門誌のインタビューでは、常田大希がニルヴァーナのカート・コバーンが使っていたフェンダーの変形ギターや、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテのストラトキャスターに触れており、新井和輝はベーシストとしてマーカス・ミラーとジャコ・パストリアスの名を挙げている。
機材面では、常田大希がフェンダーのシグネチャーモデルであるDaiki Tsuneta Swingerを使用している。日本製のSwingerをベースに、24インチスケール、軽量なバスウッドボディ、メタルカバー付きのソープバータイプのピックアップ、専用のシンクロナイズドトレモロ、ロック式チューナーを組み合わせた仕様で、メーカーの公式インタビューでは、レコーディングとステージのほぼすべてで使われる1本として紹介されている。Y-UPでは、このDaiki Tsuneta Swingerのほかに、American Performer Mustang、Jaguar、エレクトリックとアコースティックの中間的な構造を持つAmerican Acoustasonic Telecaster、FanoのAlt de Facto RB6といったギターが登録されている。足元については、Shin's MusicのDumbloidやMXRのRaijin Driveといったオーバードライブ、PalmerのPocket Amp MK 2、TC ElectronicのHall of Fame Reverb、Flashback、Brainwaves、PolyTune、DigiTechのRV-7 Stereo Reverbなどが並び、スイッチャーとしてOne ControlのCrocodile Tail Loop、ピックとしてJim DunlopのTortex Standardが登録されている。
新井和輝もフェンダーからシグネチャーモデルが発表されており、Deluxe Jazz Bass V Kazuki Arai Editionは、American Deluxeのボディシェイプに、American Ultraシリーズを土台とした構造、ローステッドメイプルネック、ローズウッド指板、ニトロセルロースラッカー塗装、アクティブとパッシブを併せ持つ回路を組み合わせている。ベース専門誌の取材では、BOSSのOC-2 Octaverで原音をカットし、シンセベースに近い音を作る手法が挙げられている。Y-UPには、American Deluxe Jazz Bass VやAmerican Ultra Jazz Bass V、BLACK CLOUDのBlack Smokerといったベース本体のほか、Noble Amplifier CompanyのBass Preamp DI、Tech 21のSansAmp Bass Driver DIとSansAmp YYZ、DarkglassのMicrotubes B7K、XoticのBass BB Preampといったプリアンプ/歪み系が登録されている。オクターブやシンセ系の登録も多く、OC-2 Octaverと並んでBOSSのOC-5 Octave、MXRのM280 Vintage Bass OctaveとM287 Sub Octave Bass Fuzz、BOSSのSYB-5 Bass Synthesizer、pandaMidi SolutionsのFuture Impact I.、DODのMeatboxが挙がる。フィルター系ではMoogのMoogerfooger MF-101や3Leaf AudioのProton、アンプではAguilarのDB751とDB410が登録されており、鍵盤としてMoogのSub Phattyも確認できる。
勢喜遊については、TAMA製の機材の登録が目立つ。ドラムキットのSTAR Walnutに加え、スネアドラムとしてStewart Copeland Signature Snare Drum SC145、Metalworks ST1340BN、STAR Reserve Maple/Bubinga、Metalworks Mini Timbaleが登録され、ペダルとハードウェアではIron Cobra HP900PN、Speed Cobra HH915D、HS100Wが確認できる。電子機器としてはRolandのSPD-SX PROやトリガーのKT-10が登録されており、スティックはLerniのH-142SYが挙がっている。井口理はキーボードも担当しており、Y-UPではCasioのCasiotone CT-S1、AlesisのQ49、TC-HeliconのSwitch-6の登録を確認できる。メンバーの機材は楽器専門誌でも継続して取り上げられており、新井和輝はベース・マガジンの表紙特集で、勢喜遊はドラム・マガジンの表紙特集で、それぞれ使用機材やセッティングとともに紹介されている。
メンバーの別活動としては、常田大希と新井和輝がMILLENNIUM PARADEにも参加している。楽器メーカーの公式インタビューでも、両名はKing GnuとMILLENNIUM PARADEの双方の名義で取材を受けている。