BAND / PAM

PAM

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12点
メンバーMembers 1人

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バンド紹介About

PAM(パム)は、ドラムの高橋宏貴とギターの久米優佑によるインストゥルメンタル・ロックの2人組バンドで、2018年に活動を開始した。高橋はELLEGARDENおよびTHE PREDATORSのドラマーとして活動してきた人物であり、久米は札幌を拠点とするバンド、トリコンドルのギタリストである。ヴォーカルを置かず、ギターとドラムという最小限の編成で楽曲を組み立てる点が、このバンドの編成上の最大の特徴になっている。

2人の接点は、北海道のライブハウスでの対バンにあった。高橋が在籍していたScars Boroughで北海道へ遠征した際に久米のバンドと同じステージに立ったことが出会いのきっかけとなり、そこからインストゥルメンタルのバンドを組む構想が具体化していった。結成時から高橋は東京、久米は札幌に住まいを置いたままで、2人が離れた土地に暮らす「遠距離」の体制で活動を続けている。メンバーを増やさず2人組にとどめている点についても、身軽に動けることを理由として本人たちが説明している。

最初の音源は、2018年10月に発表された1st EP『POINT AT ME』である。その後、2019年4月にはMAYKIDZとの共作となる『Twisted Thinking』を発表し、結成から1年ほどの間に立て続けに音源を送り出した。

初のフルアルバムとなったのが、2019年9月4日にリリースされた『How have you lived?』で、全10曲を収録している。翌2020年には2枚目のフルアルバム『Worth Trying』を、2021年にはミニアルバム『TWO SIDES OF THE SAME COIN』を発表した。その後は音源のリリースがしばらく空き、およそ3年を経た2024年10月2日にシングル『LIFE IS』を発表している。

楽曲づくりでは「キャッチーでテクニカル」というコンセプトが掲げられている。複雑な構成やフレージングを持ち込みながらも、聴いたときに耳に残る旋律を残すという方向性で、テクニカルな要素と歌のように聴けるギターの旋律を両立させることが意識されている。ヴォーカルがいない編成のため、久米のギターが歌のパートに相当する役割を担う形になっている。

制作の手順にも特徴がある。ジャム・セッションで曲を固めていくのではなく、デモをもとに譜面を書き起こし、その譜面上でアレンジを詰めていく方法がとられている。高橋は譜面を曲全体の地図のように扱い、構成を俯瞰しながらアレンジを組み替えるという進め方を説明しており、演奏しながら決めるやり方では出てこない発想を取り込む狙いがある。なお久米は、ELLEGARDENをリアルタイムで聴いてきた世代にあたることに触れている。

ライブ活動は、東京と札幌に分かれた体制でありながら、北海道内を中心としたツアーから全国各地でのツアーへと広がってきた。1st EPの発表後は道内を中心にライブを重ね、『How have you lived?』の発表に際しては全国を回るツアーが組まれている。

機材面については、Y-UPに高橋宏貴の使用機材が登録されており、そこからドラムまわりの構成をたどることができる。ドラムキットとしてGretschのUSA Custom、スネアドラムとして同じくGretschのG4160とG4164、シンバルにはPaisteのFormula 602 Modern Essentials Hi-Hat、Formula 602 Modern Essentials Crash、Formula 602 Modern Essentials Rideといったモデルが挙がっている。ドラムヘッドにはRemoのCoated EmperorやCoated Permatone、バスドラム用の補強パッチとしてFalam Slamが登録され、ペダルはDWの5000、ドラムスローンはTAMAのHT741B、スティックはLerniのH-150RHが記載されている。これらはPAMに限定した登録ではなく、高橋が関わる複数のバンドをまたいだ使用機材として確認できるものである。

メンバーの別活動としては、高橋宏貴がELLEGARDENとTHE PREDATORSでドラムを務めているほか、かつてScars Boroughにも在籍していた。久米優佑はPAM以前から札幌を拠点とするトリコンドルでギターを弾いており、双方が本体とは別のバンドを並行して抱えたまま、PAMとしての活動を続けている。