SPYAIR
- メンバー
- 3人
- 掲載している機材
- 33点
サポートメンバーを含む場合があります。
SPYAIR(スパイエアー)は、愛知県で結成された日本のロックバンド。2005年に結成され、2023年4月以降はYOSUKE(Vocal)、UZ(Guitar & Programming)、MOMIKEN(Bass)、KENTA(Drums)の4人編成で活動している。バンド名は、コンピューターウイルスの一種である「SPYWARE」という語をもとに、検索したときにすぐ見つかるよう綴りを変えて名付けられたもの。ギターの担当者が同時にプログラミングも受け持つ公式表記が示すとおり、バンド・アンサンブルに打ち込みのトラックを重ねる音作りを結成当初から採っている。
結成時のメンバーは、ボーカルのIKE、UZ、MOMIKEN、KENTAの4人だった。活動の中心に置いたのは名古屋・栄の広場などでの野外ライブで、「一人でも多くの人に自分たちの曲を聴いてほしい」という考えのもと、路上・野外での演奏を積み重ねていった。音源としては2008年にインディーズ・アルバム「ALIVE」、2009年にシングル「ジャパニケーション」「感情ディスコード」を発表。2009年にはDJのENZEL☆が加わり、5人編成となった。野外ライブは2010年6月27日に通算100本目を迎え、この日は2000名を動員している。
2010年8月11日、シングル「LIAR」でメジャーデビュー。同曲はドラマ『ハンマーセッション!』の主題歌に起用された。同年にはSUMMER SONIC '10にも出演している。同年12月にはセカンド・シングル「Last Moment」を発表し、テレビアニメ『BLEACH』のエンディングテーマとなった。デビュー当初からアニメ・ドラマ・映画のタイアップが続いたことが、活動の広がりに直結している。
2011年3月にはインディーズ期の楽曲「ジャパニケーション」を改めてシングルとして発表。同年6月の「サムライハート (Some Like It Hot!!)」はテレビアニメ『銀魂』のエンディングテーマ、同年8月の「BEAUTIFUL DAYS」はドラマ『ドンキホーテ』の主題歌に起用された。9月にはアルバム「Rockin' the World」をリリースしている。2012年6月には「0 GAME」が映画『アメイジング・スパイダーマン』の主題歌に決定した。
2014年には、テレビアニメ『ハイキュー!!』第1期のオープニングテーマとして「イマジネーション」を書き下ろした。以降も同シリーズと継続的に関わり、その10年後にあたる2024年2月14日には、EP「オレンジ」を発表。表題曲は2024年2月16日公開の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の主題歌で、EPには過去の『ハイキュー!!』関連楽曲を録り直した「イマジネーション - New Version -」「アイム・ア・ビリーバー - New Version -」「One Day - New Version -」が併せて収録された。「オレンジ」はストリーミング再生1億回を突破し、『THE FIRST TAKE』での一発撮りパフォーマンスも公開されている。テレビアニメ『青のミブロ』のオープニングテーマ「青」など、アニメ主題歌の書き下ろしはその後も続いている。
編成は活動の中で二度大きく変わっている。一度目はDJのENZEL☆の脱退で、2012年12月18日、バンド初となる日本武道館ワンマン公演をもってバンドを離れた。理由として、バンドの成長の速さに対して一員として続けることが難しくなったことを挙げている。これによりSPYAIRは4人編成となり、2013年3月からは4人体制で初めての全国ツアーを行った。
二度目はボーカルの交代である。結成メンバーのIKEが2022年3月31日をもって脱退。バンドは2022年8月11日にYouTubeチャンネル「スパイエアー、ボーカル探してます。」を開設し、新ボーカルを公募するオーディション「君がSPYAIRだ!〜Hey Hey 応えて 誰かいませんか〜」を実施した。1000人を超える応募者の中から、UZ、MOMIKEN、KENTAの3人が選んだのが福岡県出身・当時24歳のYOSUKEで、2023年4月13日に新ボーカルとして発表された。新体制の始動に合わせ、デビュー記念日である8月11日に単独野外ライブ『JUST LIKE THIS 2023』が開催されている。
ライブ活動は、インディーズ期の野外ライブ主体という出発点を引き継ぐ形で続いている。海外公演は2011年1月の韓国が最初で、同年7月には韓国のJISAN VALLEY ROCK FESTIVAL 2011に出演。2011年10月30日には日比谷野外大音楽堂でのワンマンを全席ソールドアウトで行い、12月には東名阪と韓国を回る全国ツアー【SPYAIR TOUR 2011「Rockin' the World」】を実施した。2012年には全国14カ所を回る規模のツアーへと拡大している。2018年には世界23都市を巡るワールドツアーを完遂。夏の恒例となっている野外ライブ『JUST LIKE THIS』は15,000人規模で開催されている。
ベースのMOMIKENは、アンプにAmpegを長く使っている。ヘッドは Ampeg / SVT-VR を常用し、キャビネットは15インチ1発のものを基本に、10インチ8発と使い分ける。イコライジングは「足すより削る」という考え方で、トレブルを下げた上でボリュームを上げ、真空管の歪みを引き出す組み立て方をしている。SVT-VRでの基本設定はトレブルが9時、ミドルが12時半、ベースが2時あたりで、入力は通常チャンネル1(ノーマル・インプット)を使用。ウルトラ・ハイ/ウルトラ・ローなどのスイッチはオフにし、ミッド・レンジ・スイッチは220Hzを選ぶ。ドラムのキックとの兼ね合いでミッド・レンジのポジションを選び直すという設計で、楽器は5弦のパッシヴ・ベースを弾いている。自宅での制作時もキャビネット・シミュレーターと併せて実機のアンプヘッドを通す手順を採っている。Y-UPには Top Dog / MKN-03 や Markbass / Bass MULTIAMP、Darkglass Electronics / Microtubes X7、Aguilar / Tone Hammer、Origin Effects / Cali76 Compact Bass、MXR / M108S Ten Band EQ といったベース側の使用機材が登録されている。
ドラムのKENTAは、パール楽器(Pearl)のサポートを受けるドラマーとして紹介されており、同社が扱うSABIANやREMOのアーティスト・ページにも名前が載っている。ヘッドはREMOのCLEAR AMBASSADORやPINSTRIPEといったモデルの使用が確認できる。Y-UP側では、ドラムキットの Pearl / Reference Pure、スネアの Pearl / Shane Gaalaas SG1460、Pearl / Sensitone Elite、Pearl / SensiTone Premium、ツインペダルの Pearl / Demon Drive P-3002D、スティックの Pearl / 107STH、シンバル類の SABIAN / Artisan Crash、Crescent / Element Hats などが登録されており、Pearl中心のセットであることが読み取れる。
ギターのUZは、MASTER 8 JAPANからシグネチャー・ピック「UZ [SPYAIR] Signature Model」がリリースされている。ティアドロップ型で、ピック・ノイズを抑えるラウンド・エッジ加工と、両面のサンド・グリップにラメ処理を施した仕様になっている。Y-UPには Paul Reed Smith / Custom 24、Paul Reed Smith / McCarty 594、Paul Reed Smith / McCarty 594 SingleCut といったギターに加え、Free The Tone / ARC-53M や Providence / PEC-2 などのスイッチャー、Vemuram / Jan Ray、Vemuram / Karen、Fulltone / OCD、Xotic / RC Booster、Strymon / TimeLine といった足下の機材、電源の Free The Tone / PT-1D、そしてピックの MASTER 8 JAPAN / UZ Signature Pick が登録されており、スイッチャーで複数のドライブとディレイをまとめる構成が確認できる。