ラックマウント式の真空管ステレオパワーアンプ。プリアンプやエフェクターで作った音を増幅する用途の機材で、出力管にKT88/6550Aを4本(1チャンネルあたり2本)、ドライブ段に12AT7を2本、初段に12AX7を2本使う。出力は1チャンネルあたり105W RMS、両チャンネル同時駆動時は100W。入力インピーダンスは100kΩ。チャンネルごとにボリューム、プレゼンス、デプスを持ち、高域と低域の出方を独立して調整できる。フロントパネルにはスタンバイスイッチ、チャンネルA/B個別のヒューズ、電源スイッチに加えて冷却ファンの回転数切り替えスイッチがあり、レコーディング時にファンの動作音を抑えられる。2台のキャビネットを鳴らすステレオ運用や、ウェット/ドライ構成にも使える。VHTは1989年1月にSteven Fryetteがロサンゼルスで立ち上げたブランドで、1991年に本機の先行受注を受けて拠点をノースハリウッドへ移した。2009年に社名がSteven Fryette Design, Inc.へ変わり、以降はFryette Amplification名義で同社の製品が作られている。
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