Dragon Ash
- メンバー
- 1人
- 掲載している機材
- 20点
サポートメンバーを含む場合があります。
Dragon Ash(ドラゴン・アッシュ)は、東京を拠点に活動する日本のバンドで、ロックを軸にヒップホップ、パンク、レゲエなどを取り込んだミクスチャー・スタイルで知られる。Kj(ボーカル、ギター)、櫻井誠(ドラムス)、BOTS(DJ)、HIROKI(ギター)が在籍し、1997年にデビューした。マネジメントはSATANIC ENT.が担い、音源はビクターエンタテインメントから発売されている。同社の商品ページでは、初期作品のレーベル表記としてHAPPYHOUSEが記載されている。
Kjが最初に楽器を手にしたのは中学2年のときで、本人はベースを買ったつもりでいたが、実際に手元にあったのはギターだった。高校1年の頃にはDragon Ashの原型となるバンドを組み、原宿のライブハウスRUIDOを拠点に活動していた。16歳のときにはシアトルを訪れている。
バンドとしてのデビューは1997年で、当時の編成はKj(ボーカル、ギター)、IKÜZÖNE(ベース)、櫻井誠(ドラムス)の3人だった。この3人組という出発点は、バンドの公式プロフィールと、所属先であるSATANIC ENT.のアーティストページの双方に共通して記されている。
公式ディスコグラフィによれば、1999年3月3日にシングル「Let yourself go, let myself go」が、続く5月1日には「Grateful Days」と「I LOVE HIP HOP」の2枚が同じ日に発売された。同年7月23日にはアルバム『Viva La Revolution』(VICL-60400)がリリースされ、全14曲のうち最後に「Grateful Days」が置かれたほか、「Communication」「Rock the beat」「Let yourself go, Let myself go」「Viva la revolution」などが収録された。2000年には「Deep Impact」(3月15日)、「Summer Tribe」(7月12日)、「Lily's e.p.」(11月29日)とシングルが続き、2001年3月14日にはアルバム『LILY OF DA VALLEY』(VICL-60699)が発売された。同作には「21st Century Riot」「百合の咲く場所で」「静かな日々の階段を」などが並ぶ。
2002年は1月23日のシングル「Life goes on」で始まり、3月6日には「FANTASISTA」(VICL-35355)が発売された。この12cmシングルには「Fantasista」「Mob Squad」「Patience」の3曲が収められている。2003年は3月19日にアルバム『MOB SQUAD』、6月25日にシングル「morrow」、7月23日にアルバム『HARVEST』と続き、翌2004年は3月24日にリミックス盤『HARVEST REMIXES』、7月14日にシングル「Shade」が出た。2005年6月1日には「crush the window」が発売されている。
2014年1月15日には、約3年ぶりのオリジナルアルバムとなる『THE FACES』が発売された。次のオリジナルアルバム『MAJESTIC』は2017年5月31日のリリースで、『THE FACES』からおよそ3年4か月ぶりの作品にあたり、この年はメジャーデビューから20年の節目でもあった。2023年2月8日にはデジタルシングル「VOX」、同月22日には他のアーティストがDragon Ashの曲を取り上げたトリビュートアルバム『25 - A Tribute To Dragon Ash -』が発売され、2024年10月2日にはデジタルシングル「Straight Up feat. JESSE」が配信された。
編成はデビュー後に広がり、DJ、ギタリスト、ダンサーが加わって7人になった。DJのBOTS、ギタリストのHIROKI、ダンサーのATSUSHIとDRI-Vがこれにあたる。2012年にベーシストのIKÜZÖNEが急逝したのち、ベースはRIZEのKenKenがサポートとして支え、2016年のシングル「光りの街」にも参加したが、KenKenは2019年11月にDragon Ashでのサポート活動を終えている。2020年9月4日にTACHIKAWA STAGE GARDENで行われた「DRAGONASH LIVE "DEPARTURE"」はATSUSHIとDRI-Vのラストライブとなり、2人が離れたあとの編成を、公式プロフィールは5人と記している。なお公式プロフィールとSATANIC ENT.のアーティストページのメンバー欄には、故人となったIKÜZÖNEの名前がベーシストとして残されている。
音楽性は特定のジャンルに固定されず、ロック、パンク、ヒップホップ、エレクトロニカ、ラテン、レゲエといった要素が入り混じる。DJを正式なメンバーとして編成に置き、一時期はダンサー2名も加えていたことは、この志向と結び付いた編成上の特徴にあたる。Kjは影響を受けた音楽として、ハロウィン、THE BLUE HEARTS、BUCK-TICK、スキッド・ロウ、グリーン・デイの『ドゥーキー』、レニー・クラヴィッツ、ガンズ・アンド・ローゼズ、ザ・ビートルズ、THE MAD CAPSULE MARKETSといった名前を挙げている。
ライブでは、『THE FACES』のあとに行われた全国ツアーのファイナルとして、2014年5月31日に日本武道館公演を開催した。この日の模様は「Live Tour THE SHOW MUST GO ON Final At BUDOKAN May 31, 2014」として映像作品になっている。『MAJESTIC』のツアーは2018年1月28日の横浜アリーナ公演で幕を閉じ、「Live Tour MAJESTIC Final at YOKOHAMA ARENA」として記録された。メジャーデビュー25周年にあたるツアーのファイナルは代々木第一体育館で行われ、「25th ANNIV. TOUR 22/23 ~ ENTERTAIN ~ FINAL」の映像作品が2023年8月30日に発売されている。
Kjのギターの中心にあるのは、デビュー前から使っているメキシコ製の赤いストラトキャスターで、ピックアップはセイモア・ダンカン製に交換されている。この仕様が楽器店で製品化されたあと、Kj自身も同仕様のものをサブギターとして買い足した。プロとして活動を始めてからは、ストラトキャスターでは出せない音を求めてMustangを導入している。チューニングは低い側にとられており、7弦ギターから最も高い弦を外し、残る6本をレギュラーの並びで張ることで、ローBを最低音とするセッティングを作る。アンプもラウドな設定で鳴らされる。
アコースティックギターについては、ロックバンドの音量のなかで鳴らすとハウリングが起きるという問題があり、これに対してKjはFenderのAcoustasonic Telecasterを使うほか、California Seriesのアコースティックギターにサウンドホールを塞ぐ加工を施して対応している。ベースの側では、サポートを務めたKenKenの使用機材がY-UPに登録されており、Atelier ZのBK-4やBeta4 Custom、TC ElectronicのBlacksmithやRS410といった名前を確認できる。
メンバーの別活動として、Kjはバンドと並行してソロでも活動しており、前述のアコースティックギターはその場面で使われているものである。ギタリストのHIROKIは岡山県の出身で、ギターを弾き始めたのは21歳頃だった。学生時代はボーカルを担当し、ハードコアに関心を持っていた時期を経てギターへ移っている。