RIZE
- メンバー
- 4人
- 掲載している機材
- 49点
サポートメンバーを含む場合があります。
RIZE(ライズ)は、1997年に結成された日本のロックバンド。JESSE(ボーカル/ギター)、KenKen(ベース)、金子ノブアキ(ドラム)による3ピース編成で、グランジやオルタナティヴロック、ヒップホップ、ハードコアの要素を一つにまとめたミクスチャーロックを軸に活動している。2000年にシングル「カミナリ」でエピックレコードジャパンからメジャーデビューし、2017年には結成20周年を迎えた。
バンドの出発点はJESSEと金子ノブアキの2人だった。金子ノブアキは後年のインタビューで、始めた当初はマネージメントもなく資金も持っていない状態で、実家のある戸越から五反田のスタジオへ通ってバンドを動かしていたと振り返っている。結成の年は1997年で、金子ノブアキはこの時期をオアシスの『Be Here Now』が発売された頃として記憶している。そこへベーシストのTOKIEが加わったことで編成が固まり、バンドとしての活動が本格化していった。
メジャーデビューは2000年8月のシングル「カミナリ」。レーベルはエピックレコードジャパンで、同年には1枚目のアルバム『ROOKEY』を発表している。収録曲「Why I'm Me」がテレビCMで流れたことをきっかけに、バンド外の層にまで一気に名前が広がったことを金子ノブアキは初期の転機として挙げている。その後レーベルを移った時期を経て、バンドは2016年にエピックレコードジャパンへ復帰し、結成20周年イヤーを古巣で迎えた。デビュー以降、アメリカやアジアでのツアーも行っている。
作品面で大きな区切りになったのが、2017年9月6日に発表された通算8作目のオリジナルアルバム『THUNDERBOLT~帰ってきたサンダーボルト~』である。前作からおよそ7年ぶりとなるこの作品は、結成20周年に合わせてリリースされた。収録曲では、WOWOWの「NBA Basketball 16-17シーズン」のテーマ曲に起用された「ONE SHOT」、テレビアニメ『銀魂』のエンディングテーマとなった「SILVER」、モンスターエナジーとのタイアップ曲「うしろの少年」などが知られる。7年という制作期間の幅がそのまま曲の振れ幅になっており、トラップの手法を取り入れた表題曲から重量感のあるロックナンバーまでが同じアルバムに同居する構成となった。初回限定盤にはRIZE TOUR 2016のファイナル公演の映像とドキュメンタリーを収めたBlu-rayが付き、20年の歩みをまとめたヒストリーブックなども用意され、アナログ2枚組も同時に発売されている。
編成は途中で入れ替わっている。結成時にベースを担当していたTOKIEはのちに脱退し、その後任を挟んだうえで、2005年11月からKenKenがサポートベーシストとして加わった。KenKenは2006年に正式メンバーとなり、以降はJESSE、KenKen、金子ノブアキという3人の形が続いている。KenKenは金子ノブアキの実弟にあたり、兄弟がリズム隊を組む編成でもある。またバンドは2004年に「TIME OUT」という表現で活動を止めることを表明している。金子ノブアキは、活動拠点をロサンゼルスへ移した時期に物事がうまく回らなくなり、解散に近いところまで行ったこと、それでもいつかまた集まれる形として休止ではなく「TIME OUT」という言い方を選んだことを後年語っている。活動は2005年に再開された。
音楽性の核にあるのは、西海岸のバンドサウンドとグランジ、ヒップホップ、ハードコアが交わる地点である。金子ノブアキはこれを自身とJESSEの合流点だったと説明しており、2人が共通して聴いてきた音楽として311、ストーン・テンプル・パイロッツ、アリス・イン・チェインズ、ブラインド・メロン、ノー・ダウト、インキュバスといった1990年代のアメリカのバンドを挙げている。編成はギター、ベース、ドラムの3ピースで、JESSEがボーカルとギターを兼ねるため、リフと歌が同じ人物から出る構造になっている。なお金子ノブアキ個人はレディオヘッドの『OK Computer』やブリストル系のトリップホップも愛聴しているが、それはRIZEの音には直接反映していないものとして切り分けている。
ライブでは、2017年12月20日の日本武道館公演が節目となった。結成20周年の全国ツアー「RIZE TOUR 2017 RIZE IS BACK」のファイナルにあたる公演で、『THUNDERBOLT~帰ってきたサンダーボルト~』の楽曲と過去の代表曲を合わせた全29曲が演奏され、その模様はBlu-rayとDVDで映像作品化されている。武道館以降はメンバーがそれぞれバンド外の活動に軸足を置く期間が続いたが、2024年に「RIZE LIVE TOUR 2024 "SOLU"」として全国ツアーを開催し、バンドとしての活動を再び動かした。ツアーは6月5日のKT Zepp Yokohamaに始まり、札幌Penny Lane24、仙台RENSA、Zepp Osaka Bayside、Zepp Nagoya、福岡Drum Logosをまわって、7月5日のZepp Hanedaで完走している。タイトルの「SOLU」には道を開くという意味が込められた。ファンクラブは「RIZER'S CLUB」の名で運営されている。
機材面では、JESSEはOrangeのアンプを使うギタリストとして知られる。Orangeの公式アーティストページでは、ヘッドのRockerverb 100Hと、キャビネットのPPC212およびPPC412が使用機材として挙げられている。ギターはFenderのStratocasterを使用。Y-UPでも、JESSEの使用機材としてRockerverb 100HやPPC212、PPC412、Stratocasterの登録を確認できる。
KenKenはAtelier Zのベースを長く使っており、同社から複数のシグネチャーモデルが作られている。BK-4は34インチスケールで、メイプルネックにアッシュ2ピースのボディ、ピックアップはATELIER Z JBZ-4、プリアンプにBartolini XTCT+MCT375、ブリッジにBADASS BASS IIという構成で、ステージ照明で映えるミラーのピックガードと、KenKenのロゴを入れたペグが与えられている。5弦のBK-5は24フレットのメイプルネックにサイドルミナスを備え、ブリッジにはローエンドがタイトにまとまるOMEGAを採用し、ピックアップはKenKen仕様のATELIER Z JBZ-5となる。さらに、大きく重い24フレット仕様でありながらBK-4と同じ弾き心地を、という本人の要望から生まれたRoman Bird-4もラインナップされている。Y-UPにはこれらのシグネチャーモデルに加えて、Beta4 CustomやEpiphoneのNewport Bass、アンプ側のBlacksmithとRS410、さらにBass WhammyやTimeFactor、ODB-3、Micro Amp、POD HD500Xといったエフェクター類、Custom Audio JapanのRS-616やShureのUR4Dなど足元・ワイヤレスまわりの登録もあり、指板だけで完結しないベースの組み立て方をたどることができる。
金子ノブアキはPearlのドラムとSABIANのシンバルを使うドラマーで、Pearlの公式サイトにアーティストとして掲載され、169Hというシグネチャースティックも作られている。Y-UPの登録を見ると、Masters StudioやMasters Retrospec、Reference Pureといったキット、Matt McGuire MM1465S/Cのスネア、Eliminator Redline P-2050CやEliminator II P-2100Cといったペダル、SABIANのHH Regular HatsやAAX Stage Crash、Vault Artisan Rideなどのシンバルが並び、加えてAbletonのLiveも登録されている。
メンバーはRIZE以外の場でも活動している。JESSEはTHE BONEZのボーカルとしても活動しており、Orangeの公式アーティストページでもRIZEとTHE BONEZの2バンドが併記されている。KenKenはRIZEと並行してDragon Ashのベースを務め、2019年11月にその活動を終えた。金子ノブアキはソロ活動10年の節目にあたる2019年に新プロジェクトRED ORCAを始動させ、来門(ボーカル)、PABLO(ギター)、葛城京太郎(ベース)、草間敬(マニピュレーター)というメンバーで、2020年に初のワンマンツアーを行っている。いずれもRIZE本体とは別に進められている活動である。