BAND / OHZORA KIMISHIMA

君島大空

メンバー
4人
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121点
メンバーMembers 4人

サポートメンバーを含む場合があります。

バンド紹介About

君島大空(きみしまおおぞら)は、東京を拠点に活動するシンガーソングライター/ギタリストで、そのバンド編成は「君島大空 合奏形態」と呼ばれる。合奏形態の編成は、君島大空(ボーカル、ギター)、西田修大(ギター)、新井和輝(ベース)、石若駿(ドラムス)の4人。ツインギターを軸にしたバンド・サウンドに、宅録由来の音響処理を持ち込んだオルタナティブ/アートポップ寄りの音楽性を持つ。君島は独奏(ひとりでの演奏)、合奏形態、トリオといった複数の形態を使い分けており、合奏形態はそのうち最も大きな編成にあたる。

君島大空は1995年、東京都青梅市に生まれた。高校卒業後に音楽活動を本格化させ、作詞・作曲・編曲から演奏・歌唱までを自ら手がける多重録音の音源を発表していた。2019年3月13日に1st EP『午後の反射光』を発表したことをきっかけに、ソロ名義での活動を本格始動させている。同じ2019年にはFUJI ROCK FESTIVAL '19のROOKIE A GO-GOステージに出演した。

音源はAPOLLO SOUNDSからリリースされており、楽曲出版はフジパシフィックミュージックが手がけている。1st EP『午後の反射光』に続いて、2020年にEP『縫層』、2021年にEP『袖の汀』を発表。初期の楽曲である「散瞳」は、後年に合奏形態のライブ映像としても公開されている。

2023年1月には1stフルアルバム『映帶する煙』を発表した。同作は『ミュージック・マガジン』誌の2023年「日本のロック」部門で年間1位に選出されている。同じ2023年の9月には2ndフルアルバム『no public sounds』を発表し、こちらは「APPLE VINEGAR - Music Award -」の大賞を受賞した。2026年6月17日には、約3年ぶりのフルアルバムとなる3作目『花落知多少』を発表。全9曲で、「Q」「drowsy」「星玻璃」「#1」「Afterending」「琥珀の遠景」「forevilsectgate」「夕映の坂から」「Anechoic」を収録している。

合奏形態は、西田修大、新井和輝、石若駿という同じ3人と組み続ける形をとっており、メンバーを入れ替えずに継続してきた点が特徴となっている。君島はこれと並行して、ひとりでの独奏公演や、石若駿とのデュオ編成でのビルボードライブ公演「外は春の形 vol.3」、トリオ編成でのライブも行っており、曲や会場に応じて編成そのものを組み替える活動形態をとっている。

君島の制作は自宅録音を基盤としており、作曲からミックスまでを一貫して自身で担っている。合奏形態は、そうして作られた多重録音の楽曲を4人の生演奏として鳴らし直す場になっており、生楽器だけで再現するのではなく電子的な音色を組み込む方法がとられている。西田修大はギターを弾きながらミキサーでバンド全体の音を操作し、新井和輝はシンセベースを、石若駿はSimmonsのドラム・パッドを導入して、宅録作品の音響を舞台上で作り出している。

ライブ活動では、2024年6月24日にNHKで「tiny desk concerts JAPAN」の収録を行い、同年10月14日にNHK総合で放送された。この回には合奏形態の4人に加え、ermhoiとKuro(TAMTAM)がゲスト・ボーカルとして参加している。2024年7月8日にはKANDA SQUARE HALLで「The Sweet Torture」を開催。ツアーとしては「君島大空合奏形態 夜会ツアー2024〜2025 笑う亀裂」を行い、続く「君島大空 合奏形態 夜会ツアー 2025『春を前にしての歓喜の実践』」では小樽GOLDSTONES、福岡BEAT STATION、Zepp Namba、Zepp Nagoya、Zepp Hanedaを回った。さらに「夜会ツアー劇場版『汀線のうた』」として、2025年12月26日にロームシアター京都メインホール、2026年1月23日に東京ガーデンシアターでの公演が行われている。

機材面では、君島大空と西田修大のギター/エフェクターがギター・マガジンで詳しく紹介されている。君島の長年の中心となってきたギターは1976年製のFender Stratocasterで、ウォルナット・ボディを持つ個体を使用。リペア/モディファイを手がけるYOUSAY SOUNDSによって配線が改造されており、通常はフロント+センターとなるセレクター・ポジションで、リアとフロントをミックスした出力が得られるように変更されている。

君島のペダルボードはスイッチャーを介さない直列接続で、中央に置いたErnie BallのVolume Pedalを境に、片側へ歪み系、もう片側へ空間系をまとめる構成がとられている。歪み側にはZ.VexのFuzz Factory、YOUSAY SOUNDSのNSD、LovepedalのAMP Eleven、Empress EffectsのHeavy、加えてピッチ/グリッチ処理に使うRed PandaのTensorが並ぶ。空間側にはLine 6のDL4 Delay Modeler(YOUSAY SOUNDSによってフット・スイッチが増設されたモディファイ品)、高校時代から使い続けているYamahaのデジタル・ディレイDDS-100、Walrus AudioのFathom、EarthQuaker DevicesのDispatch Masterが置かれる。DDS-100はデジタル特有の質感で、リバーブのように広がる残響を作る用途で使われている。

Y-UPには、上記のペダル群に加えて、StrymonのBigSky、Death By AudioのReverberation Machine、Electro-HarmonixのFreeze Sound Retainer、T-RexのMudhoney II、JHS PedalsのSuperbolt、BOSSのDC-2W Dimension C、MorleyのFX-17、ボリューム・ペダルのFV-50Hといったエフェクター、Fenderのアンプ Deluxe Reverb、Fender Jaguar、ケーブル類としてOyaideのEcstasy CableやQAC-222、DC-3398LLなども使用機材として登録されており、歪みと空間系を軸にした足元の全体像を確認できる。

もう一方のギタリストである西田修大は、2014年に入手したFender Custom ShopのJazzmasterを使用し、Mastery Bridge製のブリッジとフローティング・トレモロを搭載、電装系もYOUSAY SOUNDSで換装している。ペダルボードは2枚構成で19台を直列につなぐ大型のもので、Z.VexのFuzz Factory、BOSSのOC-2(モディファイ)、merisのHedra、DigiTechのWhammy WH-1、YOUSAY SOUNDSのNSD、BOSSのMT-2、IbanezのTS10、Empress EffectsのHeavyとReverbとCompressor、D*A*Mのファズ Dope Priest、Human GearのVIVACE、Line 6のM9、Shin's MusicのPerfect Volume、strymonのDIG、Red PandaのTensorなどが並ぶ。スイッチャーを使わないのは、その場で瞬時に音を組み立てるうえで各機を独立させたほうが汎用性が高いという考えによるもので、ワウとボリューム・ペダルを同時に踏めるようにするなど、配置も演奏中の操作性を基準に決められている。電源にはYOUSAY SOUNDS製の12系統アイソレート電源が使われている。

メンバーの別活動としては、君島大空がギタリスト兼サウンドプロデューサーとして、吉澤嘉代子、アイナ・ジ・エンド、細井徳太郎らの制作・録音・ライブに参加している。ベースの新井和輝はKing Gnuのベーシストとしても活動している。