BAND / TODDLE

toddle

メンバー
3人
掲載している機材
40点
メンバーMembers 3人

サポートメンバーを含む場合があります。

バンド紹介About

toddle(トドル)は、田渕ひさ子(ギター/ボーカル)、小林愛(ギター/ボーカル)、江崎典利(ベース)の三人を中核とする日本のロックバンドである。2002年に結成され、ギターとボーカルを二人で分け合うツインギター/ツインボーカルの編成を軸に、USインディーロックの流れをくむアンサンブルを鳴らしている。2022年からは山﨑聖之がサポートとしてドラムを務める形をとっている。

バンドの出発点は、田渕ひさ子が在籍していたNUMBER GIRLの解散にある。公式のプロフィールでは、NUMBER GIRL解散後、彼女がbloodthirsty butchersに加わるより前から構想していたバンドとして説明されている。始動当初はギター2本とドラムという編成で活動しており、そこにベースの江崎典利が加わって、後年まで続く骨格が固まった。田渕とともにギターとボーカルを担う小林愛は、toddleと並行してswarm's armでも活動してきた人物で、江崎典利はSiNEやRUMTAGといったバンドを経ている。

全国流通の第一歩となったのは、2005年9月に発表された1stアルバム『I dedicate D chord』である。バンドの構想が動き出した2002年から数えると三年ほどを要したことになり、結成から音源の発表までのあいだはライブを重ねる期間に充てられた。続く2007年6月には2ndアルバム『dawn praise the world』をリリースしている。

3枚目のアルバム『the shimmer』は2011年5月11日にリリースされた。品番はKICS-1664で、キングレコードからの発売である。さらに前作からおよそ5年を空けて、2016年7月27日には4枚目のアルバム『Vacantly』を発表した。品番はKICS-3397。『Vacantly』はバンドにとって初の完全セルフプロデュース作にあたり、外部のプロデューサーを立てずに制作された点が公式にも明示されている。アルバム以外では、2025年にFlake Recordsからスプリットの12インチ『CARD』がリリースされており、そこにはtoddleの楽曲「Muddy」が収められている。

編成の面では、田渕ひさ子・小林愛・江崎典利の三人がコアとして固定される一方、ドラムについては長い活動のなかで担当者の交代を重ねてきた経緯がある。2022年以降は山﨑聖之がサポート・ドラマーとして参加しており、この体制でライブが行われている。山﨑はCONFVSE、fam、The Firewood Projectといったバンドに関わり、LOW IQ 01やFennelのサポートも務める奏者である。

音楽性については、公式のプロフィールでUSインディーロックからの影響が軸として挙げられ、日常の情景を切り取る詩的な歌詞、自然体のムード、骨太な演奏という三点が持ち味として説明されている。編成上は、田渕ひさ子と小林愛の二人がそろってギターとボーカルを兼ねる点が最大の特徴で、ギター2本が絡み合うアンサンブルの上に、曲によって歌い手や声の重なり方が変わるボーカルが乗る。

ライブは東京の中規模ライブハウスを中心に継続的に行われており、下北沢SHELTER、下北沢Club Que、高円寺HIGH、西永福JAMといった会場に出演している。公式サイトのスケジュールには、他バンドの周年イベントや、対バン形式の企画への出演が並ぶ。国内外のアーティストとの共演が多い点も、公式のプロフィールで活動の特徴として挙げられている。

機材について最も具体的な情報が残っているのは、田渕ひさ子のギターである。彼女が長年使い続けているのは1965年製のFender Jazzmaster(シリアルL77614)で、1996年に福岡の楽器店でおよそ27万円で入手した個体だという。ジャンボ・フレットを備えたこのギターは、30年近い使用のあいだにリフレットを繰り返しており、ローズウッドの指板はかなり薄くなっている。ピックアップは弦を弾くピックが当たらないよう前後とも低めにセットされ、実際の演奏ではフロント・ピックアップをほぼ固定で使う。プリセット・コントロールは演奏中に誤って作動しないようテープで塞がれ、ブリッジのサドル・スクリューは弦落ちを防ぐために長さの異なるものを入れ替えて組み直してある。ステージで見やすいようポジション・マークに蓄光テープを貼る、ストラップが抜け落ちないようボディ・エンド側に50円硬貨をネジで留めるといった、実用本位の処理も加えられている。弦はGHSのProgressives(.010〜.046)を30年近く使い続け、ストラップはVOXのMM25からショルダー・パッドを外した状態で使用。メンテナンスはFenderのサービスに2年に一度ほど出している。このJazzmasterはtoddleだけでなく、NUMBER GIRLやbloodthirsty butchersを含む彼女の各バンドで共通して使われてきた。

Y-UPには、toddleのメンバーの使用機材として複数のアイテムが登録されている。ギターではFenderのStratocaster、ベースまわりではFenderのPrecision BassとYamahaのPulser Bass、ベースアンプとしてFenderのStudio Bassを確認できる。足元はオーバードライブ系の比率が高く、BOSSのBD-2 Blues DriverとSD-1 SUPER OverDrive、Crowther AudioのHot Cake、Paul CochraneのTimmy Overdrive、IbanezのTube Screamer Mini、MoskyのGolden Horseが並び、ファズにはElectro-HarmonixのBig Muff Piが登録されている。ディレイと揺れものではBOSSのDM-2 Delayとその復刻版にあたるDM-2W Delay、TR-2 Tremoloが、チューナーにはKORGのPitchblack miniが挙がる。周辺では、パワーサプライにProvidenceのProvolt 9 PV-9、シールドにMogamiのNeglex 2534、配線材にBelden 8470、ベース弦にR.CoccoのRC4GNといった登録がある。

メンバーはtoddleと並行して、それぞれ別の場でも活動している。田渕ひさ子はNUMBER GIRLのギタリストとして知られ、その後bloodthirsty butchersやLAMAにも参加、椎名林檎の作品への参加やPEDROでの演奏など、バンド外でのセッション/サポートの仕事も重ねてきた。小林愛はswarm's armでの活動を続け、江崎典利はSiNEやRUMTAGといったバンドに関わっている。サポートの山﨑聖之も、CONFVSEやfam、The Firewood Projectなど複数のバンドを掛け持ちしている。