アンプとスピーカーを本体に内蔵したソリッド・ボディのエレキギター。9V電池(006P型)を入れれば本体だけで音を出せる。ボディ・ネック・ヘッドのシルエットが横から見た象の姿になっており、ネックとヘッドが鼻、スピーカー部が耳、電源ランプが目にあたる。この形から日本では「ゾーサン」の通称で呼ばれ、一部の海外市場ではNomadの名称で販売された。1989年に日本で開発され、1990年に発売。スケールは609mmのショート・スケールで22フレット、ボディ材はアルダー、厚みは55mm、指板はローレル(モデルによってはメイプル)。コントロールは1ボリュームと2ウェイのミニ・スイッチという簡素な構成で、ピックアップはハムバッカーを1基搭載する。出力はアンプ用ジャック1系統に加えてヘッドフォン用のミニ・ジャックを備え、外部アンプにつないで鳴らすことも、ヘッドフォンで音を確認しながら弾くこともできる。小型軽量で子どもでも抱えられるサイズに収まり、電源を入れるだけで鳴らせる手軽さが設計の軸にある。派生モデルは幅広く、2点支持シンクロ・トレモロとディストーション・モード切り替え、センド/リターン機能を備えた芸達者、マルチエフェクターを内蔵したDIGI-ZO、ストラトキャスター型のZO-3 ST、ベース仕様のZO-3 BASS(旧称PIE-ZO)などが作られた。キャラクターとのコラボレーション・モデルや他機種を模した別注モデルも多数存在し、2001年にはウクレレ版のZO-LELE、2007年にはエレアコ仕様のZO-3Aも短期間発売された。フェルナンデスは2024年に自己破産の手続きに入り2025年に事業を終えたため、新品の生産は終了している。
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