あいみょんは、兵庫県西宮市出身のシンガーソングライターである。1995年生まれで、ボーカルとギターを担当し、アコースティック・ギターの弾き語りを土台にした楽曲制作と演奏を活動の中心に据えている。作詞・作曲は自身で手がけ、バンドを従えたステージでも、ギターを抱えて歌う形が基本になっている。 音楽に触れる素地は家庭環境にあった。歌手を志していた祖母と、音響関係の仕事に携わっていた父のもとで幼いころから音楽が身近にあったことが、レーベルの公式プロフィールで紹介されている。中学生のころには作詞・作曲を始め、アコースティック・ギターの弾き語りで曲を書きためていった。2015年3月にインディーズ作品を発表して名前が知られるようになり、2016年11月30日にはシングル「生きていたんだよな」でメジャーデビューを果たした。所属レーベルは、ワーナーミュージック・ジャパン内のunBORDEである。 メジャーデビュー後は、2017年5月に2ndシングル「愛を伝えたいだとか」、同年8月に3rdシングル「君はロックを聴かない」を発表し、9月には1stフルアルバム「青春のエキサイトメント」をリリースした。2018年6月には台北での初の海外公演を行い、同年末にはNHK紅白歌合戦に出場している。2019年2月には2ndアルバム「瞬間的シックスセンス」を発表するとともに日本武道館公演を開催し、同年はBillboard JAPANの年間TOP ARTISTS受賞、オリコンの年間ストリーミングランキング首位といった記録も残した。2020年9月には3rdアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」をリリースし、以降も全国規模のツアーを重ねている。「マリーゴールド」をはじめとする楽曲は、配信やテレビ番組を通じて広く聴かれている。 演奏はコードストロークを主体とした弾き語りが基本で、カポタストを曲ごとに付け替えてキーとポジションを変える組み立てが目立つ。歌とギター一本で成立させる構成が軸にあり、その形はワンマン公演でもテレビの音楽番組でも共通している。 機材の面で長く核にあったのは、島村楽器のオリジナルブランドHISTORYのアコースティック・ギターである。プロとしての活動を始めるにあたり、長く付き合えるギターを探して島村楽器を訪れ、店頭で最初に勧められたNT-301を試奏してそのまま決めた、という経緯がブランドの公式アーティストページで紹介されている。アンプに繋いだときと生音の差があまりないこと、フォルムがスマートであることが決め手となり、他のギターに触れることなく即決している。NT-301はレッドシダーをトップ材に用いたモデルで、しっとりと落ち着いた深みのある響きを持つ。デビュー前から長くメインとして使われ、音楽番組「ミュージックステーション」での「今夜このまま」の演奏にも用いられた。のちに生産を終えたモデルである。 HISTORYでは、カッタウェイ・ボディのNT-C/Rも使用している。島村楽器が公開している記事によれば、あいみょんが使う個体はトップ材をシダーに変更したカスタム仕様で、ライブで頻繁に用いられてきた。 その後、ライブやテレビ出演で中心となるギターは、GibsonのJ-45へと移っている。J-45はギブソンを代表するラウンドショルダー・ボディのアコースティック・ギターで、同社日本法人が公開している記事でも、J-45を愛用する国内ミュージシャンの一人としてあいみょんの名前が挙げられ、「J-45を弾くあいみょん」と題した写真も掲載されている。ステージで使う個体にはL.R. BaggsのAnthem系ピックアップが搭載されており、内蔵マイクとアンダーサドルのピエゾをブレンドして、生音に近い出力を得る構成になっている。 小物では、カポタストにG7thを使い分けている。片手でワンタッチに着脱できるスプリング式のNashville Capoを軸に、握り込むだけでセットできるPerformance 2 Capoを用いる場面もある。ストラップはギターごとに替えており、Bohemiansのものを使う様子が確認されている。Y-UPには、HISTORYのNT-301やNT-C/R、GibsonのJ-45やL-00といったアコースティック・ギターに加えて、G7thのNashville CapoやPerformance 2 Capo、L.R. BaggsのAnthem SLなどが使用機材として登録されている。
写真は同モデルの一例や代表写真のため、本人の実際の使用モデルとは色やパーツが異なる場合があります。
Gibson
J-45サンバースト・フィニッシュのアコースティックギター。2019年2月の日本武道館公演ではセンターステージでの弾き語りに使用。ライブなどで使用。
Gibson
L-00ヴィンテージのL-00。サンバーストのスモールボディ。AIMYON 弾き語り TOUR 2021「傷と悪魔と恋をした!」などで使用。Instagramで確認できる。
HISTORY
NT-301レッドシダーをトップ材に使用したカッタウェイ・アコースティック。長年メインとして使用する生産完了モデル。ボディにTHE BEATLESのステッカーが貼られている。「今夜このまま」のテレビ演奏などで使用。
HISTORY
NT-C/RNT-C/Rをベースにしたカスタムモデル。トップ材をNT-301と同じシダー材に変更した特別仕様。オリジナルデザインのカッタウェイボディが特徴のハイエンド機。ライブなどで使用。
LR Baggs
Anthem SLアコースティックギター用のピックアップとマイクを組み合わせたピックアップシステム。2021年大晦日の紅白歌合戦出演時のギターに搭載。ほかのギターにもAnthemを搭載している。
Bohemians
HRT GTR STRAP 45生成り地に黒のハート柄が並ぶギターストラップ。ブラックレザーのエンドが付く。弾き語りのライブなどで使用。Xで確認。
G7th
Nashville Capoシルバー仕上げの6弦アコースティックギター用カポタスト。片手でワンタッチ装着できるスプリング式。弾き語りなどで使用。
G7th
Performance 2 Capo握り込むだけでセットできるカポタスト。テレビ出演時などで使用。
Couch
Vinyl Racer X Guitar Strap白地にオレンジのラインが入ったビニール製のギターストラップ。ブラックレザーのエンドが付く。AIMYON TOUR 2024-25「ドルフィン・アパート」などで使用。
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