Martin D-28
GEAR / MARTIN

D-28

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1人 草

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スプルースのトップとローズウッドのサイド&バックを組み合わせた、スチール弦のドレッドノート型アコースティックギター。大きなボディから得られる音量と、太い低音から抜けのよい高音までのまとまり、厚みのある倍音が持ち味。スタンダードシリーズの仕様は、スプルース単板トップにイースト・インディアン・ローズウッド単板のサイド&バック、エボニー指板とエボニー・ブリッジ、牛骨のナット・サドル・ブリッジピン、ニッケルのオープンギア・ペグという組み合わせ。スケール長は25.4インチで、ネックはダブテイル接合により14フレットでボディに付く。トップ外周はマルチ・ストライプのトリム、指板はマザー・オブ・パールのドット・インレイで、トップにはエイジング・トナーで色味を付けている。マーティンは1916年に注文を受けて大型ボディのギターを製作しており、これがのちにドレッドノートと呼ばれるサイズの出発点になった。1931年にドレッドノートの「D」を冠したモデルの製作が始まり、ローズウッド材のD-2がほどなくD-28へ改名された(マホガニー材のD-1はD-18となり、兄弟機にあたる)。1934年にネックの接合位置が12フレットから14フレットへ移り、形がほぼ定まった。その後も基本設計は保ったまま細部の変更が続き、1944年頃まではスキャロップド・ブレーシングとダイヤモンド型の指板インレイ、1940年代後半まではヘリンボーン柄のトップ・トリムを採用していた。1946年にはトップ材がアディロンダック・スプルースからシトカ・スプルースへ、1969年にはブラジリアン・ローズウッドの輸出規制を受けてボディ材がインディアン・ローズウッドへ切り替わっている。2017年のモデルチェンジでは、Xブレーシングをサウンドホール側へ寄せたフォワード・シフテッド配置(1938年まで使われていた配置)を取り入れ、ネック形状の刷新、べっ甲柄ピックガード、オープンギア・ペグ、エイジング・トナー仕上げを採用した。2025年のスタンダードシリーズ刷新では、ブレーシングをゴールデン・エラ期に倣ったスキャロップド形状に改め、ネックをGE Modified Low Ovalプロファイルに変え、指板を薄くし、ブリッジとヒール部の形も見直した。派生モデルには、戦前仕様のスキャロップド・ブレーシングとヘリンボーン・トリムを復刻して1976年に製造が始まったHD-28や、12弦仕様のD12-28がある。

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