ベースアンプ用の大型スピーカーキャビネット。10インチスピーカーを8発並べた構成で、1969年にSVTヘッドと組み合わせる専用キャビネットとして登場した。バスレフポートを持たない密閉型(インフィニット・バッフル)構造を採り、内部は4つの独立した密閉チャンバーに区切られ、スピーカー2発ずつがそれぞれの空間に収まる。この構造がタイトで押し出しの強い低域と、速い立ち上がりにつながる。エンクロージャーにはバーチ合板を使用。登場当初の仕様はインピーダンス32オームで、ヘッドの出力に対して2台を組み合わせる使い方が想定されていた。Classic Seriesの8x10仕様では、2インチボイスコイルと30オンスマグネットを持つ10インチドライバーを8基搭載し、耐入力はモノラル4オーム接続で800W、ステレオ接続では8オーム400Wが2系統。周波数特性は-3dBで58Hz〜5kHz、-10dBでは40Hzまで伸びる。感度100dB、最大音圧130dB。接続端子は1/4インチフォンとNeutrik Speakonの両方を備える。外形寸法は幅26×高さ48×奥行16インチ、重量は約140ポンドで、運搬のために埋め込み式キャスターとスキッドレールが付く。同じ構造を土台に、Classic SeriesとHeritage Seriesの2系統が用意される。その巨大なサイズから「冷蔵庫」の通称で呼ばれる。
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