Age Factory
- メンバー
- 3人
- 掲載している機材
- 19点
サポートメンバーを含む場合があります。
Age Factory(エイジ・ファクトリー)は、奈良を拠点に活動する3人組のロック・バンド。編成は清水英介(ボーカル/ギター)、西口直人(ベース/コーラス)、増子央人(ドラム/コーラス)で、結成は2010年4月。オルタナティヴ・ロック、ハードコア、シューゲイザー、ポストロックを出自に持つギター・サウンドを軸として、EPからフル・アルバムまで継続的に作品を発表してきた。
バンドが動き出したのは清水英介の高校在学時で、2010年4月に3ピースとして結成された。結成時の顔ぶれはその後入れ替わっており、ベースには2011年に西口直人が加入。ドラムは複数回の交代を経て、2014年に増子央人が加わったことで、清水英介・西口直人・増子央人という3人編成が固まった。以降はこの3人がバンドの中核であり続けている。活動の拠点は一貫して奈良に置かれ、全国規模のツアーを重ねる段階に入ってからも、制作の場は関西に構えたままとなっている。
全国流通作品の起点となったのは、2014年にリリースされたEP『手を振る』である。以後の作品は、UK.PROJECT傘下のDAIZAWA RECORDSを中心に発表されてきた。
フル・アルバムは、1stアルバム『LOVE』(2016年)、2ndアルバム『GOLD』(2018年)、3rdアルバム『EVERYNIGHT』(2020年)、4thアルバム『Pure Blue』(2021年)、5thアルバム『Songs』(2024年2月)と、数年おきに重ねられている。『Songs』はバンド自身の手によるセルフ・プロデュース作としてまとめられ、この制作体制がその後の作品にも引き継がれた。
2025年、Age Factoryは自主レーベル〈0A〉(ゼロエー)を設立した。〈0A〉は「0から1を作り出す」というコンセプトを掲げ、音楽家だけでなくスタイリスト、デザイナー、カメラマンといったジャンルの異なる作り手が所属し、楽曲制作からビジュアル、コンセプト設計までを一貫して手がける枠組みとして立ち上げられている。同レーベルからは、先行シングル「rest/息」が2025年6月4日に配信され、続いて6thアルバム『Sono nanika in my daze』が2025年7月16日にリリースされた。全10曲を収録し、ゲストとしてlil soft tennisとYDIZZYが参加。ミックスとマスタリングは西口直人が担当している。
編成面では、3人を基本としながら、楽曲によってサポート・ギタリストを迎えた4人編成でライブを行う形が採られている。清水英介は、サポート・ギタリストが加わって以降、自身がバッキングに回る曲が増えたと説明しており、ギター2本を前提としたアレンジがライブでの音の組み立てに反映されている。
音楽的な背景として、メンバーはポストロック、シューゲイズ、オルタナティヴ、ハードコアを根幹の影響として挙げている。加えて、ハイパーポップやダンス・ミュージック、韓国のParannoul、Fred Again..といった同時代の音楽からの影響にも言及しており、2020年代の作品ではそうした要素がバンド・サウンドと組み合わされている。制作は奈良のマンションの一室に構えたスタジオで進められ、ミックスとマスタリングまでを自分たちで行う体制が取られている。
ライブでは、2025年のアルバム・リリース・ツアーで仙台Rensa、金沢Eight Hall、Zepp Sapporo、Zepp Fukuoka、Zepp Osaka Bayside、Zepp Nagoya、Zepp DiverCityといった会場を回るスケジュールが組まれ、Zeppクラスのホールをワンマンで回る規模に達している。
機材面では、清水英介のセットアップが楽器専門媒体で本人によって解説されている。ライブの主軸となるギターはPaul Reed SmithのMcCartyで、ローズウッド・ネックとミシガン・メイプル・トップを備えた個体を使用。基本的にリア・ピックアップを使い、クリーンではミックス・ポジションに切り替えるという使い分けをしている。弦はSIT StringsのS1046 LIGHT(.010〜.046)、チューニングはドロップC♯。ピックはJim Dunlopのトーテックス・トライアングル0.73mmを用いている。もう1本の柱がNash GuitarsのJM-63で、JMタイプ特有の倍音の出方を理由に使い分けられており、ブリッジとバズストップ・バーの間にスポンジを挟んで不要な共振を抑える処理が施されている。ほかに、元Sagoの職人によるカスタム個体であるSago New Material GuitarsのLPタイプもサブとして併用されている。
アンプはMesa/BoogieのDual Rectifier Headをパワー・アンプ部のみ使う形で、キャビネットはBasson B212、スピーカーはCelestion Redbackを2発搭載した構成(以前はGreenbackを使用)。マイクはShure SM57で集音される。プリアンプ以前の音作りはNeural DSPのQuad Cortexが担い、Quad Cortexからの信号をDual Rectifierのリターンに送るという流れになっている。ペダルボードは、先頭にPeterson StroboStomp Mini(チューナー)、ドライ音の録りに使うRadial J48(DI)、中核のQuad Cortex、プリセット切り替え用のHOTONE Ampero Controlとクリーン/クランチ/ディストーション/ディレイを切り替えるBlackstar Live Logic、Death By AudioのFuzz Warのプリセットを呼び出すMission Engineering TT-2、Quad Cortexのセンド/リターンに繋いだstrymon blueSky V2、電源のstrymon Ojai、ボーカル用のTC Helicon VoiceTone C1という並びで組まれている。Quad Cortexの導入は、海外公演や機材トラブルへの備えという実務的な理由によるものとされている。
Y-UPには、この3人が使う楽器・機材の登録も蓄積されている。ギター関連ではFenderのAmerican Vintage '52 TelecasterやEVERTONE PROJECTのWalkürey TL、同ブランドのピックアップであるNEWTONE TL Class-Sといった項目を確認できる。低音側ではWood Custom GuitarsのVibe Standard-4、AmpegのSVT-3PROに加え、Tech 21のSansAmp Bass Driver DIやRupert Neve DesignsのRNDIといったDI/プリアンプ、One ControlのBlackBerry Bass OD、Granith Grey Booster、KarDiaNのC6H8O6 "Vitamin C"、TC ElectronicのPolyTuneなど、ベース側の足下を構成する機材が並ぶ。ドラムはTAMAで固められており、Starclassic Bubingaのキットに、Speed Cobra 910のペダル、Mirror Rod TMR1000、HT830Rといったハードウェアが登録されている。さらに、セルフ・ミックスを前提とした制作体制を反映して、Image-LineのFL StudioやThree-Body TechnologyのKirchhoff-EQ、Akai ProfessionalのLPK25、モニタリング用のShure SE215といったDTM/レコーディング周りの機材も確認できる。