MONOEYES
- メンバー
- 1人
- 掲載している機材
- 15点
サポートメンバーを含む場合があります。
MONOEYES(モノアイズ)は、細美武士(ボーカル/ギター)、戸高賢史(ギター)、Scott Murphy(ベース/コーラス)、一瀬正和(ドラム)の4人によるロックバンドである。ツインギターにベースとドラムを重ねた編成で、細美とScott Murphyがボーカルとコーラスを分け合う。2015年に始動し、同年6月にデビューした。
バンドの出発点は、細美武士がソロ名義の作品を作るためにミュージシャンを集めたことにあった。制作を進めるうちに、その顔ぶれで演奏を続けるほうが面白いという方向で全員の意見がまとまり、ソロ・プロジェクトではなくバンドとして動き出すことになった。集まった3人はいずれも別のバンドで活動してきた奏者で、戸高賢史はART-SCHOOLのギタリスト、Scott Murphyはアメリカのバンドallisterのベース/ボーカル、一瀬正和はASPARAGUSのドラマーとして知られていた。細美武士自身も、ELLEGARDENとthe HIATUSでの活動を経てこのバンドに至っている。
作品はEMI Records(ユニバーサル ミュージック)から発表されている。2015年に1stアルバム『A Mirage In The Sun』、2017年に2ndアルバム『Dim The Lights』をリリースし、アルバムのあいだにEPを挟みながら活動を重ねてきた。2019年にはEP『Interstate 46 E.P.』を発表している。
3rdアルバム『Between the Black and Gray』は、2020年9月23日にEMI Recordsからリリースされた。前作『Dim The Lights』から約3年2か月ぶりの作品で、全11曲を収録し、1曲目には『Interstate 46 E.P.』の表題曲でもあった「Interstate 46」が置かれている。制作は2020年2月に始まり、外出や公演が制限された時期にまとまった時間が取れたことで進行が早まり、その状況を経てから3曲が追加された。
楽曲づくりが細美武士ひとりに集中していない点は、このバンドの構造的な特徴である。細美とScott Murphyの双方が曲を書き、アルバムにはScott Murphyが手がけた楽曲も複数収録されている。Scott Murphyは、バンドを重ねるなかでメンバーそれぞれの個性を踏まえて曲を組み立てられるようになったと語られる形で、作曲面での役割を担っている。編曲面では、ギター2本の役割分担と、ベース側から加わるコーラスがサウンドの土台をつくっている。
ライブは全国ツアーを軸に組まれてきた。『Between the Black and Gray』のリリース後には全国ツアー「Between the Black and Gray Tour 2021」が組まれ、そのなかで東京・日本武道館公演も行われた。ツアーを継続的に重ねてきたことが、バンドとしての一体感を高める要因になっている。
機材面では、細美武士がMONOEYESのライブで使うギターが本人の解説として公表されている。中心となるのはGibson Custom Shop製のレスポール2本で、1本はHistoric Collectionの1959 Les Paul Standard Reissue、もう1本は1957 Les Paul Standard Reissueである。1957 Reissueはリア・ピックアップをGibsonのBurstbucker Type 2に交換しており、どちらもピックアップ・セレクターをリア側に固定した状態で使われている。アコースティックにはMartinのGPCPA2 Mahoganyを使用し、ボディ・トップにソリッド・ヨーロピアン・スプルース、サイドとバック、ネックにソリッド・マホガニー、指板とブリッジにリッチライトを採用した仕様で、ピックアップ・システムはFishmanのF1 Auraが載せられている。
弦とピックも公表されている。エレクトリック・ギターにはErnie BallのSkinny Top Heavy Bottom #2215(.010〜.052)、アコースティックにはMartinのMA540S Marquis Silked 92/8 Phosphor Bronze Light(.012〜.054)を張り、ピックはClaytonのUltem Tri 0.80mmとFenderの346 Shapeのシェル・カラー、ミディアムを使い分けている。Y-UPには細美武士の使用機材として、1959 Les Paul Standard Reissue、1957 Les Paul Standard Reissue、GPCPA2 Mahogany、Classic Celluloid 346 Shapeのほか、DiezelのHerbert MKI、MarshallのJCM800と1960A、Sonic ResearchのTurbo Tuner ST-200、RadialのPro D2、Custom Audio JapanのPower Blocks PBHUB6-Cなどの登録も確認できる。
もう一方のギタリストである戸高賢史は、MONOEYESで使うペダルボードとアンプを公開している。アンプはFriedmanのBE-100で、足元はOne ControlのCaiman Tail Loopをプログラマブル・スイッチャーとして中心に据え、アンプのチャンネル切り替えまで含めて制御する構成になっている。歪みはDecibelicsのGolden Horse、Bondi EffectsのDel Mar Overdrive mkII、VirtuesのarcaCULT Limitedの3種を役割で使い分け、ソロにはPhantom fxのSabbath "Bliss"を加える。空間系や変調系にはNeunaber Audio EffectsのChroma Stereo Chorus V2、Source AudioのNemesis Delay、MXRの'74 Vintage Phase 90が並び、アンプのセンド/リターンにはstrymonのBigSkyとBOSSのDM-2Wが接続されている。ほかにMorleyのMini Kiko Loureiro Switchless Wah、Limetone AudioのLTV-30HとLimetone BASE、BJFEのShattered Gold Compressor、Electro-HarmonixのNano POG、Sonic ResearchのST-300、FREE THE TONEのPT-3Dが組み込まれている。コンプレッサーは常時オンに近い使い方で音を整え、Nano POGはオクターバー的な音の再現に用いられている。
メンバーはそれぞれ、MONOEYESと並行して別の活動を続けている。細美武士はELLEGARDENとthe HIATUS、the LOW-ATUSでも活動し、戸高賢史はART-SCHOOLのギタリストとして、また他アーティストのレコーディングにも参加している。Scott Murphyはアメリカのバンドallisterのメンバーであり、一瀬正和はASPARAGUSのドラマーとして、さらにサポート・ミュージシャンとしても活動している。