the HIATUS
- メンバー
- 2人
- 掲載している機材
- 38点
サポートメンバーを含む場合があります。
the HIATUS(ザ・ハイエイタス)は、細美武士(ボーカル、ギター)を中心に2009年から活動している日本のバンドである。オフィシャルサイトのメンバーページには、細美武士のほか、masasucks(ギター、コーラス)、ウエノコウジ(ベース)、柏倉隆史(ドラム)、伊澤一葉(キーボード)、一瀬正和(ドラム)が掲載されている。オルタナティヴロックを軸に、2本のギターとキーボードを含む複数人編成でアンサンブルを組み立てる点が編成上の特徴となっている。
結成の前提にあるのは、細美武士が在籍していたELLEGARDENの活動休止である。リットーミュージックの『ギター・マガジン』2009年7月号は、ELLEGARDENの活動休止からおよそ10か月を経て細美武士がthe HIATUSとして始動したこと、1作目のアルバム『Trash We'd Love』でギタリストのmasasucksをはじめとするメンバーとともに新たな音を提示したことを、16ページの特集として扱っている。集まったのは、それぞれ別の場所で活動歴を積んだ演奏者だった。ウエノコウジは2003年のthee michelle gun elephant解散後にRadio Caroline、武藤昭平 with ウエノコウジで活動しており、柏倉隆史はREACHを経てtoeのドラマーとして知られる存在だった。masasucksはFULLSCRATCHやRADIOTSなどで活動するギタリストである。
バンドとして最初の全国流通作品となったのは、2009年に発表された1作目のフルアルバム『Trash We'd Love』で、フォーライフミュージックエンタテイメントからリリースされた。同作の収録曲「Lone Train Running」は『ギター・マガジン』2009年7月号にスコアとして掲載され、細美武士とmasasucksへのインタビュー、使用機材解説、奏法分析とあわせて誌面で紹介されている。始動から間もない時期に、楽器専門誌がバンドの演奏面と機材面をまとめて取り上げていた。
その後のアルバムは、2010年の『ANOMALY』、2011年の『A World Of Pandemonium』と続き、ここまでの3作はフォーライフミュージックエンタテイメントから発表された。2013年にはEP『Horse Riding EP』をユニバーサルミュージックからリリースし、以降の作品は同社から発表されている。2014年には4作目『Keeper Of The Flame』、2016年7月6日には5作目『Hands Of Gravity』、2019年7月24日には6作目『Our Secret Spot』が発売された。ライブ音源としては、2024年8月18日の公演を収めた『Sunset on the Rails 2024.08.18』が2025年4月2日に発売されている。
編成の変遷では、キーボードの交代が大きな節目にあたる。始動時のキーボードは堀江博久が務め、伊澤一葉は2009年の1stツアーからツアーメンバーとして参加していた。その後、堀江博久の脱退にともなって伊澤一葉が正式メンバーとなっており、この経緯はオフィシャルサイトのメンバー欄にも記載されている。ドラムについては柏倉隆史に加えて一瀬正和もメンバーとして掲載されており、複数のドラマーが名を連ねる形をとっている。
ライブ活動の節目のひとつが、2014年12月22日の日本武道館公演である。これは『Keeper Of The Flame』にともなうツアーの締めくくりにあたり、映像作品『Closing Night – Keeper Of The Flame Tour 2014 – 日本武道館』として2015年6月24日にDVDとBlu-rayで発売された。2016年にはBlue Note Tokyoでの公演が行われ、ツアーのドキュメンタリーを加えた『Jive Turkey vol.1 Live at Blue Note Tokyo 2016 and Tour Documentary』が2017年4月5日に発売されている。活動10周年にあたる公演は東京国際フォーラムで行われ、『10th Anniversary Show at Tokyo International Forum』として2020年4月15日に映像化された。ロックバンドの標準的な会場だけでなく、ジャズクラブや大型ホールなど、公演ごとに場と見せ方を変えてきた点が活動の輪郭をつくっている。ツアー活動は継続しており、オフィシャルサイトでは2026年の「Back Into the Noise Tour 2026」が案内されている。
機材面では、始動直後の『ギター・マガジン』2009年7月号が細美武士とmasasucksの使用機材を解説記事として扱っており、バンドの音作りが早い段階から楽器専門誌の対象になっていたことが分かる。細美武士のギターについては、Y-UPにGibsonのLes Paul Standard、1957 Les Paul Standard Reissue、1959 Les Paul Standard Reissueといったレスポール系のモデルが登録されているほか、アコースティックギターとしてMartinのGPCPA2 Mahoganyを確認できる。
アンプ関連では、Y-UP上にDiezelのHerbert MKI、MarshallのJCM800、キャビネットのMarshallの1960Aが登録されている。周辺機材としては、Custom Audio JapanのPower Blocks PBHUB6-C、Sonic ResearchのTurbo Tuner ST-200、Neunaber Audio EffectsのChroma Stereo Chorus、RadialのPro D2といった機材のほか、ピックのFenderのClassic Celluloid 346 Shape、Planet WavesのNS Tri-Action Capoなども登録されている。ボーカル用マイクとしてはBlueのenCORE 300が確認できる。
ドラムの柏倉隆史については、CANOPUSのSpecial Order Kitに加え、シグネチャーモデルであるCANOPUSのTakashi Kashikura Signature Snare Drum、CANOPUSのTakashi Kashikura toe 25th Anniv. Snare Drumといったスネアドラムが登録されている。シンバルはPaisteの比率が高く、Signature Dark Crisp Hi-Hat、Formula 602 Thin Crash、Formula 602 Medium Ride、Masters Dark Ride、Twenty Custom Thin Chinaなどを確認できる。ペダルはDWの5000TD4、スティックはLerniのS-135TK、電子ドラムとしてATVのaDrumsも登録されており、生ドラムと電子機器を併用できる構成になっている。
メンバーはそれぞれthe HIATUS以外の活動も並行している。細美武士はELLEGARDEN、MONOEYES、the LOW-ATUSでもボーカルとギターを担当している。柏倉隆史はtoeのドラマーとして活動を続けており、一瀬正和はASPARAGUSとMONOEYESのドラマーとして活動している。masasucksはFULLSCRATCH、RADIOTS、J BANDなどで活動し、ウエノコウジはRadio Caroline、武藤昭平 with ウエノコウジにも参加している。これらはいずれもthe HIATUSとは別のプロジェクトであり、バンド本体の歩みとは区別される。