BAND / VAUNDY

Vaundy

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4人
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バンド紹介About

Vaundy(バウンディ)は、東京都出身のシンガーソングライター。2000年6月6日生まれ。ボーカルとギターを担い、作詞・作曲・編曲をすべて自身で手がけるほか、アートワークや映像のディレクション、セルフプロデュースまでを自ら統括する形で活動している。複数人で構成されたバンドではなく個人名義のプロジェクトであり、楽曲の設計から見せ方の管理までを一人で束ねる体制が、活動の組み立て方としての特徴になっている。日本大学芸術学部でデザインを学んだ経歴を持ち、2024年4月には同学部の日藝賞を受けている。

活動の起点は2019年6月で、YouTubeに自作曲を投稿し始めたことから始まった。同年11月には「東京フラッシュ」が公開から2か月で100万回再生を超え、J-WAVEの「SONAR TRAX」に選ばれたほか、同局の『TOKIO HOT 100』にもチャートインした。同月には初の自主企画イベント「Vaundy presents 珍源祭」を開催している。12月には「不可幸力」も公開から1か月で100万回再生に達し、「東京フラッシュ」はSpotifyの日本バイラルチャートで上位に入った。配信とYouTubeを起点に聴かれ方が広がった点が、初期の動き方を特徴づけている。

2020年1月にはSpotifyの新人発掘企画「Early Noise 2020」に選ばれ、5月に1stアルバム『strobo』をリリースした。8月には「不可幸力」がSpotify PremiumのCM「Spotify Town」編に起用され、同月30日には初のワンマンとなる「大人間前夜」を無観客の有料配信という形で行っている。10月にはZepp Hanedaでワンマン「strobo」を開催し、11月には初のアナログ盤となる「strobo+」を発表した。

2021年は音源とライブの両方で本数が増えた年で、4月に「しわあわせ」、6月に「benefits」、11月に「踊り子」を配信リリースしている。7月の「花占い」は日本テレビ系ドラマ『ボクの殺意が恋をした』の主題歌、9月の「Tokimeki」はトヨタ「カローラ クロス」のCMソングに起用された。ワンマンでは5月からの「KATARIBE」、9月からのツアー「HINODE」をZeppクラスの会場で行い、FUJI ROCK FESTIVAL '21などのフェスにも出演。11月にはMTV VMAJ 2021で「しわあわせ」のミュージックビデオがBest Visual Effectsを受けている。

2022年1月には「裸の勇者」がテレビアニメ『王様ランキング』のオープニング主題歌として配信リリースされ、3月の「恋風邪にのせて」はABEMA『彼とオオカミちゃんには騙されない』の主題歌となった。10月には「CHAINSAW BLOOD」がテレビアニメ『チェンソーマン』のエンディング主題歌に起用され、同月のMTV VMAJ 2022ではArtist of the Yearを受けている。ライブ面では9月8日と9日に日本武道館で2日間のワンマン「深呼吸」を行い、2日間で26,000人を動員した。12月31日には第73回NHK紅白歌合戦に初出場し、「怪獣の花唄」と、自身がプロデュースした「おもかげ (produced by Vaundy)」の2曲を披露している。

2023年1月には「まぶた」がフジテレビ系ドラマ『女神の教室〜リーガル青春白書〜』の主題歌として配信リリースされ、同月からのワンマンツアー「replica」は全24公演がソールドアウトとなった。9月には「トドメの一撃 feat. Cory Wong」がテレビアニメ『SPY×FAMILY』Season 2のエンディング主題歌に起用されている。11月15日には、『strobo』から約3年半ぶりとなる2ndアルバム『replica』をリリース。CD2枚組・全35曲という規模の作品で、「踊り子」「恋風邪にのせて」「花占い」「CHAINSAW BLOOD」「そんなbitterな話」など配信で聴かれてきた楽曲と新曲をひとつにまとめる構成が取られ、パッケージの造りや屋外広告を含めた展開と合わせて発表された。11月18日には初のアリーナツアー「replica ZERO」がゼビオアリーナ仙台から始まり、12月にはテレビ朝日系『ミュージックステーション』に初出演している。

2024年以降もタイアップ曲が続き、1月の「タイムパラドックス」は『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』の主題歌、7月から8月にかけての「ホムンクルス」「Gift」は『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』に起用された。10月にはTBS系ドラマ『ライオンの隠れ家』の主題歌として「風神」、2025年1月にはテレビアニメ『SAKAMOTO DAYS』のオープニングテーマとして「走れSAKAMOTO」が発表され、2025年4月にはドラマ主題歌の「僕にはどうしてわかるんだろう」、5月には映画主題歌の「まじで、サヨナラべぃべぃ」が続いた。受賞面では2024年3月に第38回日本ゴールドディスク大賞の特別賞と、CDショップ大賞2024のパッケージ・デザイン賞を受けている。「怪獣の花唄」「踊り子」をはじめとする複数の楽曲が1億回再生を超え、2026年にはサブスクリプションサービスとYouTubeを合わせた総再生数が100億回を超えた。

ライブは会場の規模を段階的に広げてきた。2024年7月から8月には幕張メッセで2日間の公演を行い、同年11月からのアリーナツアー「FUSION」は10都市20公演、約25万人規模で実施された。2025年7月からのホールツアー「little punk」は13都市28公演。2026年2月からのドームツアー「SILENCE」は4都市で行われ、約35万人を動員し、全7公演がソールドアウトとなった。フェスへの出演も継続的で、FUJI ROCK FESTIVAL、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、SUMMER SONIC、RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO、COUNTDOWN JAPANなどのステージに立っている。

音楽性は特定のジャンルに寄せず、曲ごとに枠組みを組み替える作り方を取る。制作では、まず向き合うテーマを設定し、そのテーマにふさわしいロジックを展開しながら、そのロジック自体を曲の形へ落とし込む手順が踏まれている。ドームツアーのために書かれた「The SILENCE」はシューゲイザー寄りの音像で組まれており、日本のポップスやロックの主流とは別の質感を狙った例にあたる。受け手の多寡を先に置くのではなく、提案としての楽曲を差し出す作り方が並行している点も、作品ごとの振れ幅につながっている。

制作面では、打ち込みと生録音を行き来しながら曲を組み立てる進め方が取られている。2ndアルバム『replica』では、音の鳴り方を把握しやすい環境として青葉台スタジオを軸に据えつつ、自宅のスタジオを含む複数のスタジオでレコーディングが行われた。編集で音を整える段階よりも手前、つまりマイクの選定とマイキングで音の質感を決めることに重心が置かれており、自宅では自分でマイクを立てて録る作業も行っている。

Y-UPに登録されている使用機材からも、制作環境の輪郭をたどることができる。レコーディング関連ではSteinbergのDAWであるCubase Proに加え、同社のソフトシンセであるRetrologue、Prologue、Spector、ドラム音源のXLN AudioのAddictive Drums 2、鍵盤音源であるSpectrasonicsのKeyscapeが登録されている。ギターではGibsonのES-335が挙がっており、ソフト音源とエレクトリック・ギターが並ぶ構成になっている。

本体の活動とは別に、他アーティストへの楽曲提供とプロデュースも行っている。2021年3月のAimer「地球儀 with Vaundy」、同年12月のmilet×Aimer×幾田りら「おもかげ (produced by Vaundy)」、2022年7月にリリースされたAdoの「逆光」、同年8月のyama「くびったけ」、2023年3月のAdo「いばら」などが挙げられる。平野紫耀の「透明になりたい」も手がけている。映像の分野では、菅田将暉の「惑う糸」で作詞作曲とディレクションを担当したほか、自身の「タイムパラドックス」「風神」「僕にはどうしてわかるんだろう」でミュージックビデオの監督を務めている。