Gibson Firebird V
GEAR / GIBSON

Firebird V

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1963年に登場したソリッドボディのエレクトリックギター。自動車デザイナーのレイ・ディートリッチが手がけた外観を持ち、Explorerの輪郭を丸めた形に50年代の車のテールフィンを思わせるラインを取り込んでいる。ボディは高音側のホーンが低音側より長い左右非対称で、この向きから「リバース」と呼ばれる。ヘッドも一般的なギターとは逆向きで、ペグにはバンジョーに似たプラネタリーギア式(12対1)を用いる。Gibsonのソリッドボディとして初めてスルーネック構造を採用した機種で、ネックはマホガニー5プライの間にウォルナットの細い板を4枚挟んだ積層とし、そこへマホガニーのボディウイングを接合する。シリーズはI、III、V、VIIの4モデルで構成され、ピックアップとハードウェアの仕様で区別された。この仕様はミニハムバッカーを2基搭載し、各ピックアップに独立したボリュームとトーン、3ウェイのセレクターを備える。ブリッジはABR-5Nチューン・オー・マチック、テイルピースにはGV-55Nヴィブローラを組み合わせ、金属パーツはニッケルメッキ。指板はバインディング付きのローズウッドで、トラペゾイド・インレイが入る。スケールは24-3/4インチ、22フレット。1965年にはボディの向きを一般的な方向に戻した「ノンリバース」仕様へ移行し、低音側ホーンが長いダブルカッタウェイとなり、構造もスルーネックからセットネックへ変更された。この形は1969年まで続き、後年の復刻はリバース期の形状を基にしている。

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