Eurorack規格のシンセサイザーモジュール。過去の状態を参照して次のパラメーターを決める自己回帰(autoregressive)アルゴリズムを核に持ち、ある音の音程が次の音の長さを決め、その音長がさらに次の音程に影響するという連鎖によって、完全なランダムではなく相関を保った音列が生成されていく。音長はDuration = sqrt(Pitch) × Helicityという式で決まり、Helicityへの入力はオーディオレートで処理される(他のパラメーターは1kHz)。16基のオシレーターはそれぞれにシーケンサー、ウェーブテーブルオシレーター、エンベロープジェネレーター、VCAを内蔵し、16声のポリフォニックとして動作する。出力はArcとOrbitの2チャンネルに分かれ、各チャンネルに最大8声を割り当てられる。Root、Scale、Spread、Glide、Waveの設定は2チャンネル共通。パネルにはPoly、Root、Scale/Wavetable、Glide、Spread、Wave、Helicity、Envの各コントロールと、reloAd/reloOdボタン、Lockスイッチを備える。CV入力は±5V対応で、Polyを使って発音数をCVやゲートで指定することもできる。フロントパネルのSDカードスロットからウェーブテーブルとスケールを差し替えられ、ウェーブテーブルはSynthesis TechnologyのWave Editで作成した256サンプル×64波形(計16384サンプル)を読み込む形式。スケールとLEDの色は専用エディターで書き換えられる。オーディオコーデックは48kHz/24bit。幅16HP、最大奥行き40mm、消費電流は+12Vが240mA、-12Vが12mA。日本のSdkc Instrumentsが手がけ、2023年に発表された。
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