3基のVCOを備えるモノフォニックのアナログシンセサイザー。1970年から1982年まで生産されたMinimoog Model Dを土台に、Robert Moogの設計で2002年に登場した。音源部は3基の電圧制御オシレーターにノイズ源と外部音声入力用のプリアンプを加えた構成で、そこにMoogのフィルター2基とステレオVCAが続く。フィルターはローパス2基として使うモードと、ハイパスとローパスを組み合わせるモードを切り替えられる。モジュレーション系は2基のADSRエンベロープジェネレーターと複数波形のLFO。ベロシティとアフタータッチに対応するFatar製44鍵のキーベッドに加え、X・Y・Aの3方向を任意のパラメーターへ割り当てられるタッチパッドを搭載する。MIDI入出力とCV/Gate入力による外部機器との連携、音色のメモリー機能も持ち、プリセットは128音色から7バンク896音色まで拡張できる。派生モデルが多いのも特徴で、Robert Moogのサインが入る初期600台のSignature Edition、木製キャビネットのPerformer Edition、電子発光パネルでパネル照明を行う50周年記念モデル、外装や照明を選べるSelect Series、鍵盤を省いた5UラックサイズのRack Mount Edition(2005年)、MIDIとメモリー機能を持たずモジュレーション部を強化したOld School(2008〜2009年)、61鍵の鍵盤とパッチベイ、リボンコントローラーを備えるXL(2010年)などが展開された。生産は2015年に終了し、累計14,000台以上が出荷された。
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