ジャズベースをアクティブ回路で現代化したエレクトリックベース。1995年にフェンダーのエレクトリックベース系列の刷新に合わせて Jazz Bass Deluxe として登場し、のちに American Deluxe の名称で展開され、2016年に生産を終えた。パッシブのトーン1つに代えて3バンドのアクティブプリアンプを搭載し、低域と高域をスタック式の2段ポット、中域を独立したノブで調整する。22フレット化に合わせてボディをやや小型化し、ピックガードのネジ穴は9つになった。ネックには Posiflex と呼ぶグラファイト製の補強ロッドが入り、指板の縁は丸く仕上げられる。ブリッジはボディ裏通しとトップロードの両方に対応する。ピックアップは年代で入れ替わりがあり、1995年から1999年ごろまではジョン・サー設計のシングルポール型、続いてビル・ターナー設計のデュアルコイル式セラミック・ノイズレス、2004年からはビル・ローレンス設計のサマリウムコバルト・ノイズレスへと移った。5弦モデルは2002年以降、4+1配置のペグとヒップショット製ストリングガイド2つを採用。2001年末にはフレイムまたはキルトのメイプルトップとゴールドパーツ、ブロックインレイ入りバインディング指板をもつ FMT/QMT が加わり、2007年に整理された。2010年には大きく仕様が改められ、ピックアップは N3 スタックコイル・ノイズレス、アクティブとパッシブを切り替えるトグルスイッチを追加、ネックは21フレットのバインディング付きコンパウンドラジアスで、指板はローズウッドまたはメイプルに角型ブロックインレイ。ヘッドまわりはCBS期スタイルの意匠となり、ヒップショットの軽量ヴィンテージタイプペグ、A弦と低音B弦を押さえる Strong Arm ストリングリテイナーバー、High Mass Vintage(HMV)ブリッジを備える。4弦のフレッテッドとフレットレス、5弦、左利き用が用意された。
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