2基のVCOを持つデュオフォニックのアナログ・シンセサイザー。米ARP Instrumentsが1972年に送り出し1981年まで生産されたオリジナルを、KORGが2015年に復刻したモデル。復刻の監修には同社の共同創業者David Friendが加わり、当時の回路構成をたどって設計されている。鍵盤はオリジナルを86%に縮めた37鍵のスリム鍵盤で、7オクターブ分をカバーするトランスポーズ機能を持つ。オリジナルは生産時期によってフィルター回路が3世代に分かれていたが、本機はその3種類をスイッチ1つで切り替えられる。TYPE Iは12dB/octで輪郭のはっきりした鳴り、TYPE IIは24dB/octで低域に厚みが出る特性、TYPE IIIはレゾナンスを上げても動作が安定する。ハイパスフィルター、ADSRとARの2系統のエンベロープ・ジェネレーター、オシレーター・シンク、サンプル&ホールド、パルス幅変調を備える。復刻に際して追加されたDRIVEスイッチはVCAを歪ませ、荒い質感の音を作れる。ピッチベンドやポルタメントの操作はパネル手前のPPCで行い、トランスポーズ時のポルタメントの挙動もRev1系とRev2/Rev3系のどちらかを選べる。パッチケーブル用の入出力、MIDI IN、USB-MIDI端子、音量調整付きのヘッドホン端子、XLRのバランス出力を装備する。最初に発売されたのはRev3のパネルデザインで、続いてRev1とRev2のデザインが限定で加わった。鍵盤を省いた音源モジュール版のARP ODYSSEY Module(Rev1/Rev3)、オリジナルと同じフルサイズ鍵盤のARP ODYSSEY FS、SQ-1を同梱するFSQ、自分で組み立てるFS Kitといった派生モデルも展開された。ソフトウェア音源としてもKORG Collectionに収録されている。
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