dustbox
- メンバー
- 2人
- 掲載している機材
- 27点
サポートメンバーを含む場合があります。
dustbox(ダストボックス)は、SUGA(ボーカル/ギター)と JOJI(ベース/ボーカル)を中心とする日本のメロディック・パンク/メロディック・ハードコア・バンドである。埼玉を出発点とし、1999年に SUGA、JOJI、REIJI(ドラム)の3人編成が固まって本格的な活動に入った。ギター1本にベース、ドラムというスリーピース編成で、SUGA がリードボーカルとギターを、JOJI がベースとボーカルを兼ねる形が長く続いている。作品タイトルや楽曲タイトルは一貫して英語で統一されている。
編成が固まった1999年以降、バンドは埼玉と東京のライブハウスを中心にライブ活動を積み重ねた。音源としての最初の全国流通作は、2001年9月5日に FLYING HIGH Records からリリースされたシングル「Promise You」(FLH-11)である。続いて2002年8月28日、同レーベルから1stフルアルバム『Sound A Bell Named Hope』(FGCA-3)を発表し、インディーズのメロディック・パンク/ハードコア・シーンでの活動基盤を築いた。
2003年には東芝EMI/Virgin Records からメジャー・フィールドへ移り、同じ年に3作を集中的にリリースしている。6月18日にミニアルバム『Sign to the Sun』(TOCT-22216)、9月3日にシングル「Stay Free」(TOCT-4587)、9月26日に2ndフルアルバム『Everlasting...』(TOCT-25146)という流れである。翌2004年からは Machine Records を拠点にインディーズへ戻り、同年10月6日にミニアルバム『Triangle』(FGCA-11)を発表した。以降のカタログは FGCA 番号で継続しており、リリースの中心はこの体制に置かれている。
インディーズ復帰後の作品は、2005年5月11日のミニアルバム『Mr. Keating』(FGCA-14)、2006年2月22日のシングル「4our Cherries」(FGCA-16)、同年7月19日の『13 Brilliant Leaves』(FGCA-18)と続く。フルアルバムはその後、2007年8月22日『Seeds Of Rainbows』(FGCA-21)、2008年11月5日『Blooming Harvest』(FGCA-23)、2010年11月3日『Starbow』(FGCA-25)、2013年7月3日『Care Package』(FGCA-27)、2017年2月8日『Thousand Miracles』(FGCA-33)、2019年5月8日『The Awakening』(FGCA-38)、2022年9月7日『Intergalactic』(FGCA-40)と重ねられ、2002年から2022年までに10枚のフルアルバムが並んだ。この間、2016年2月24日にはミニアルバム『Skyrocket』(FGCA-29)を挟んでいる。映像作品としては、2011年10月19日の『Searching For Freedom』(MRDV-2)、2015年1月7日の『Here Comes A Miracle』(FGBA-3)がある。
バンドの楽曲がどのように受け止められてきたかを具体的に示すのが、2024年7月3日にリリースされたトリビュートアルバム『Timeless Melodies - a tribute to dustbox -』である。dustbox のカバー21曲に、dustbox 自身による新曲「Blinding Light」を加えた全22曲という構成で、Northern19 が「Right Now」、04 Limited Sazabys が「Smile Like A Child」、locofrank が「Resistance」、Wienners が「Emotions」、KUZIRA が「Sun Which Never Sets」、SHANK が「Bitter Sweet」、FRONTIER BACKYARD が「Pieces Of My Heart」、ENTH が「Daisy」、GOOD4NOTHING が「Spacewalk」、ROTTENGRAFFTY が「Not Over」、HEY-SMITH が「Still Believing」、DALLJUB STEP CLUB が「New Cosmos」、OVER ARM THROW が「Carry On」、SABOTEN が「Bird Of Passage」、Dizzy Sunfist が「Try My Luck」、SPARK!!SOUND!!SHOW!! が「Riot」、STOMPIN' BIRD が「Love」、SHADOWS が「No More Tequila」、TOTALFAT が「Tomorrow」、10-FEET が「WAY TO THE SUN」、HAWAIIAN6 が「Jupiter」をそれぞれ担当した。参加陣にはメロディック・パンク勢だけでなく、ミクスチャーやラウド系のバンドも並んでいる。
編成の変遷を整理すると、1999年からドラムを務めた REIJI が2015年3月に脱退し、同年に YU-KI がドラマーとして加入した。YU-KI は2024年10月12日、イベント「KOSHIROCK GALAXY 2024」の日をもって脱退している。この時期はバンドが結成25周年を迎えたタイミングにあたり、25周年ツアーの区切りとして脱退が発表された。2024年10月以降、dustbox は SUGA と JOJI の2人を正式メンバーとし、ドラムにサポート・メンバーを迎える形でライブ活動を継続している。
サウンド面の特徴は、疾走するビートの上に英語詞のメロディを乗せるメロディック・パンク/メロディック・ハードコアの形式にある。SUGA はスピード感のあるコード・ワークと、アルペジオやリード・ラインを弾き分ける役割を1本のギターで担い、JOJI がベースを弾きながらコーラスとボーカルに加わることで、スリーピースながら厚みのある声の重なりを作っている。作品を重ねるなかでレーベルは FLYING HIGH、東芝EMI/Virgin Records、Machine Records と移ったが、SUGA と JOJI という中心軸は結成以来変わっていない。
ライブ活動は全国ツアーが中心で、1本のツアーあたり18本から45本規模の公演を組んできた。周年の節目には Zepp や新木場 STUDIO COAST といった規模の会場でアニバーサリー公演を行っている。夏フェスへの出演も重ねており、京都で開催される「京都大作戦」には長年にわたって出演している。25周年にあたる2024年には、自身が関わるイベント「KOSHIROCK GALAXY 2024」が節目の場となった。
機材面では、SUGA と JOJI がともに ESP のアーティストとして公式に紹介され、それぞれオリジナルシリーズのシグネチャーモデルを持っていることが確認できる。SUGA のシグネチャーは、ホンジュラス・マホガニー・ボディにハードメイプル3ピースネック、ローズウッド指板(24フレット、ホワイトバインディング)を組み合わせたダブルカッタウェイ・モデルで、スケールは628mm、ボルトオン・ジョイント。ブリッジは GOTOH 104B と GE101Z、ピックアップはネックに Seymour Duncan SH-2n、ブリッジに SH-11 を搭載し、コントロールはマスターボリュームとマスタートーン、トグル式のピックアップセレクターというシンプルな構成である。カラーはキャンディアップルレッドが指定されている。
JOJI のシグネチャーベースは、ホワイトアッシュ・ボディにハードメイプルネック、メイプル指板(20フレット)でパーロイドのブロックインレイを配した仕様。スケールは864mm、ナットはボーン(38mm)、ジョイントはボルトオンで、ペグに GOTOH GB2、ブリッジに GOTOH 404BO-4 を採用する。ピックアップはネックに ESP Custom Lab CL-P-J-1n、ブリッジに CL-P-J-1b を載せた P/J レイアウトで、コントロールはマスターボリューム1つのみ。カラーはサーフグリーンで、装飾を削ぎ落とした実戦的な作りになっている。
Y-UP には dustbox の使用機材として、ギターでは ESP の VP SUGA Custom、Edwards の E-VIPER-CTM が登録されており、アンプでは Marshall の JVM210H、ベースでは ESP の MUDAI を確認できる。エフェクトまわりでは、Tech 21 の SansAmp Bass Driver DI、Electro-Harmonix の Bass Soul Food、BOSS の SYB-3 Bass Synthesizer、Aphex の Punch Factory、WMD の Utility Parametric EQ、MOOER の Pure Octave、Radial の J48 といったベース向けの機材と、BOSS の OS-2 OverDrive/Distortion、DD-6 Digital Delay、TR-2 Tremolo、Mad Professor の Silver Spring Reverb、Ruby Red Booster、Mellow Yellow Tremolo、One Control の Granith Grey Booster、Sonic Silver Peg、TC Electronic の PolyTune などが並ぶ。さらに One Control の Crocodile Tail Loop、Chamaeleo Tail Loop MKII、Caiman Tail Loop といったスイッチャーや、Ex-pro の FL Series、LPC-5B、PC Series、パワーサプライの PS-1 まで登録されており、複数のペダルをループで切り替える組み方であることがうかがえる。