Yoshiyuki & Megumi
- メンバー
- 1人
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- 42点
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Yoshiyuki & Megumi(ヨシユキ・アンド・メグミ)は、ギタリストの八橋義幸とボーカリストの真城めぐみによる二人組のユニットである。2015年に結成され、公式サイトでは「温かく、それでいてどこか物悲しい曲を奏でる、大人のためのオルタナティブ・フォーク・デュオ」という言葉で自らの音楽性を説明している。八橋義幸はオルタナティブ・ロック・バンド The Uranus のギタリスト、真城めぐみは HICKSVILLE と HEA で歌うボーカリストで、二人ともそれぞれの本体バンドを持ったまま、並行してこのデュオを続けている。活動の拠点は東京。
八橋義幸は、2008年のアイルランド留学をきっかけに、ベーシストの岩崎なおみ、ドラマーの西野真純とともに The Uranus を結成したギタリストである。The Uranus では英語詞の作曲とボーカルも担当し、三人編成のバンド・ライブのほか、ゲストを迎えた特別編成の「Uranus United」名義でもステージに立ってきた。2013年以降はアコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、バンジョーなどを持ち替えるソロ・ライブも本格化させており、Yoshiyuki & Megumi はその歌伴・弾き語り寄りの流れの延長線上にある編成といえる位置づけになっている。もう一方の真城めぐみは、1994年結成の HICKSVILLE のボーカリストとして長く活動してきた歌い手で、バンド以外でもコーラスやゲスト参加の仕事を数多く重ねてきた。
音源は Belfast Record からリリースされている。同レーベルは、八橋義幸のソロ、真城めぐみを迎えたデュオ Yoshiyuki & Megumi、そしてバンド The Uranus という三つの流れをまとめて扱っており、デュオ名義の作品には BR-21 から続く品番が与えられている。大規模な流通に乗せる形ではなく、公式サイトの通信販売とライブ会場での手売りを中心とした自主的な発表のしかたを取っている。
デュオ名義の作品は四作が確認できる。最初の「Echoes In Winter」は2015年11月27日に発表された三曲入りの音源で、結成と同じ年のリリースにあたる。翌年の2016年11月30日には十一曲を収めた「Star Of Wonder」が続き、これが四作のなかで唯一、フル・アルバムに相当する曲数を持つ作品となっている。さらに2017年12月3日に三曲入りの「Starry Night」、2019年2月1日に同じく三曲入りの「Candlelight」が発表された。四作のうち三作が十一月末から十二月初旬に、残る一作も冬のさなかに出されており、作品名にも夜や光にまつわる語が並ぶ。
ライブ活動については、2015年12月24日に収録されたライブ音源「Stay in the Light」が公式サイトで公開されており、結成した年のうちからステージでの活動が始まっていたことが分かる。出演情報は The Uranus の公式サイト内に置かれた Yoshiyuki & Megumi のページと、デュオ専用の X アカウント(@yoshiyuki_megu)で告知されている。
編成はギターと歌という最小限のもので、フォークを土台にしたレパートリーを、バンド・サウンドに頼らずに聴かせる組み立てになっている。八橋義幸が The Uranus で見せるオルタナティブ・ロック寄りの演奏や、ソロでのインストゥルメンタル作品とは異なり、このデュオでは真城めぐみの歌を中心に据えた伴奏としてギターが機能する。
機材の面では、八橋義幸が Yoshiyuki & Megumi でのメイン・ギターとして1978年製の Gretsch White Falcon を挙げている点が特徴的である。ロングスケールのネックとメイプル材のボディを持つ大型のホロウ・ボディで、張りのある鳴りが得られることを本人が理由に挙げている。同じ Gretsch でも、The Uranus で弾くのは1958年製の Duo Jet で、フィルタートロン搭載機のインディー・ロック的な音とデュオでの White Falcon の響きを、バンドとデュオで意識的に使い分けている。
八橋義幸の手持ちのギターはこのほかにも幅が広く、1971年製の Gibson Les Paul Custom、フェンダー・ジャパンのネックとフェンダー・メキシコのボディを組み合わせ、ビグスビーと B ベンダーを備えた自作の Telecaster Thinline、フロントにピックアップを増設した1963年製の Esquire、ジャンク状態から長い時間をかけて仕上げた1966年製の Jazzmaster、マッチング・ヘッドの1966年製 Jaguar などを、曲の性格に応じて選んでいる。Y-UP でも八橋義幸の使用機材として、White Falcon や Duo Jet、Les Paul Custom、Esquire、Jazzmaster、Jaguar といったギター群のほか、Barber Electronics の Direct Drive や Tone Press、Fulltone の Full-Drive 2、Strymon の Volante、Crowther Audio の Hot Cake といった多数のエフェクターまで確認することができる。
メンバーそれぞれの別活動として、八橋義幸は Belfast Record からソロ名義の作品も発表しており、「To Another City」、2021年発表の「Drums, Guitars, & Ghosts」、2024年11月19日発売の「Soundtracks: Music for NOTO」が並ぶ。加えて、BONNIE PINK や Superfly のライブ・サポート、レコーディングでのギター参加といったセッション・ワークも手掛けてきた。真城めぐみは HICKSVILLE のボーカリストとしての活動を軸に、HEA など複数の名義でステージに立っている。Yoshiyuki & Megumi は、こうした二人それぞれの活動と並び立つ形で維持されてきたユニットである。