The Uranus
- メンバー
- 1人
- 掲載している機材
- 42点
サポートメンバーを含む場合があります。
The Uranus(ジ・ユレイナス)は、ギタリストの八橋義幸を中心とする日本の3人組バンドである。八橋義幸がギターとボーカル、岩崎なおみがベース、西野真純がドラムを担当し、全編英語の詞と、メロディアスでありながらノイズをまとったギターサウンドを軸に据えている。バンド名義の音源は2008年から発表されており、3人でのバンド編成に加えて、ゲストを迎えた大編成のライブも並行して行ってきた。
始まりは、八橋義幸のアイルランド留学だった。2008年2月20日、八橋義幸はUranus名義で『Iron Age』を発表する。その後、ベーシストの岩崎なおみとドラマーの西野真純が加わり、The Uranusという3人組としての活動が始まった。八橋義幸は英語詞での作曲とボーカルを担当し、バンドのソングライティングを担っている。ベースの岩崎なおみは、Controversial Sparkのベーシストとしても活動している。
作品はバンド名義で継続的にリリースされている。3人編成となってからの最初のアルバムが2012年1月14日の『NORD』で、同じ2012年の6月3日には『Till It Becomes Ruins』が続いた。2013年4月3日には『Twist, Shout a Chant』を発表している。
2014年は2作を立て続けに送り出した年で、5月22日に『Fall Down』、6月26日に『Carve It In The Stone』をリリースしている。その後、2018年7月1日に『Go to the Sea』を発表した。デビュー作の『Iron Age』を含めると、バンドの作品は7作を数える。
音楽性は、英語で書かれた詞と、歪みやノイズを含みながらもメロディの輪郭を残したギターの響きに特徴がある。その質感は、カナダやイギリスのサッドコアと呼ばれるバンドの手触りに重ねて語られてきた。ギター、ベース、ドラムという最小限のトリオ編成を基本としている。
ライブは、3人でのバンド編成が基本にありつつ、ゲストを招いたコラボレーション形式や、Uranus Unitedと名づけた特別編成での公演も行われてきた。Uranus Unitedにはボーカリストの真城めぐみらが参加している。また八橋義幸は2013年から、アコースティックギター、エレクトリックギター、バンジョーなどを持ち替えるソロ名義のライブも重ねている。
機材面では、中心人物である八橋義幸のギターの本数と幅広さが際立つ。本人が挙げているものだけでも、1971年製のGibson Les Paul Custom、Fender Japan製のネックとFender Mexico製のボディを組み合わせたうえでBigsbyアームを載せたTelecaster Thinline、1963年製のFender Esquire、1966年製のFender Jazzmaster、1966年製のFender Jaguar、1968年製のGibsonのファイアーバード、Gibson Custom Shop製のLes Paul、1958年製のGretsch Duo Jet、1978年製のGretsch White Falconが並ぶ。
個体ごとの仕込みにも手が入っている。Les PaulにはGrinning Dog製のミニハムバッカーが載せられ、Duo Jetにはフィルタートロン系のピックアップが採用されている。Telecaster Thinlineには2弦をベンドアップさせるBベンダーが組み込まれており、エレキギターのままで滑らかな音程の動きを作れるようにしてある。P90を積んだギターも使い分けている。
Y-UPでは、上に挙げたギター群に加えて、Non-Reverse Firebird III、Stratocaster、12弦のRickenbacker 360/12C63、アコースティックのMartin 000-28やGibson J-50、さらにStar'sのElectric Sitar ELS-1といった弦楽器まで、八橋義幸の使用機材を確認できる。
足元の情報も多い。Y-UPに登録されている範囲では、Barber ElectronicsのDirect DriveやTone Press、Pro CoのThe Rat、Crowther AudioのHot Cake、XoticのRC Booster、FulltoneのFull-Drive 2、BOSSのSD-1 SUPER OverDrive、Roger MayerのVoodoo-Vibe、StrymonのVolante、Line 6のM9 Stompbox Modelerなどが挙がる。加えてHeet SoundのEBow、The GigRigのQuarterMaster QMX-4、Free The ToneのPT-3Dといった周辺機器も確認できる。
八橋義幸はThe Uranus以外でも活動の幅が広く、サポートギタリストとしてBONNIE PINKやSuperflyのライブに参加してきた。Superflyではバンドマスターを務めている。編曲やプロデュース、レコーディング・エンジニアリングにも携わっており、2024年11月19日にはheirecordからソロ作品『Soundtracks: Music for NOTO』をリリースしている。これらはThe Uranus本体とは別の活動である。