1978年に登場した5ボイスのアナログ・ポリフォニック・シンセサイザー。開発はSequential Circuitsの創業者Dave Smith。マイクロプロセッサで各パラメーターの設定値を管理し、作った音色をそのまま記憶して瞬時に呼び出せる仕組みを持つ、フルプログラマブルなポリフォニック・シンセサイザーとしては世界初の製品。1ボイスにつきオシレーターを2基備え、ノコギリ波・三角波・パルス波を選択できる。フィルターはレゾナンス付きの24dB/octローパスで、フィルターとアンプにそれぞれADSRエンベロープを持ち、LFOでピッチやパルス幅を変調できる。Poly-Modはフィルター・エンベロープとオシレーターBをモジュレーション・ソースとして、オシレーターAの周波数やフィルターのカットオフへ送るモジュレーション系統。鍵盤は61鍵で、CV/Gateによる外部制御にも対応する。生産は1978年から1984年まで続き、その間に大きく3つのリビジョンがある。Rev1は手作業で組み立てられた初期型で、台数が少なく動作も不安定な傾向があった。Rev2はSSM製のフィルターICを使う。Rev3からはCurtis製のCEM3320系フィルターに変更され、安定性と制御性が向上した。音色メモリは40から始まり、Rev3では120に増えている。MIDIや微分音チューニングへの改造に対応できるのもRev3以降。使用するICの違いはそのまま音の傾向の差につながり、リビジョンごとに鳴りが異なる。回路を2組積んで10ボイス化したProphet-10も作られた。2020年にはSequential名義でRev4として復刻され、Rev1/Rev2系のSSMフィルターとRev3系のCurtisフィルターを切り替えられる構成になっている。
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