BRAHMAN
- メンバー
- 4人
- 掲載している機材
- 69点
サポートメンバーを含む場合があります。
BRAHMAN(ブラフマン)は、1995年に結成された日本のハードコア・パンク・バンド。編成はTOSHI-LOW(ボーカル)、KOHKI(ギター)、MAKOTO(ベース)、RONZI(ドラムス)の4人で、ハードコア・パンクを土台に民族音楽の旋律やリズムを織り込んだミクスチャー・サウンドを特徴とする。マネジメントはtactics records、音源はトイズファクトリー内のレーベルNOFRAMESから発表されている。
結成のきっかけは、それぞれ別のバンドで活動していたメンバーが、所属バンドの解散を経て音楽の方向性で一致したことにある。1996年にミニアルバム『Grope Our Way』でCDデビューし、翌1997年には2作目のミニアルバム『WAIT AND WAIT』を発表した。この時期にギタリストの交代があり、KOHKIが加入したことで1997年にTOSHI-LOW、KOHKI、MAKOTO、RONZIという4人編成が固まっている。1998年には初のフルアルバム『A MAN OF THE WORLD』をインディーズで発表した。
1999年、シングル「deep」でトイズファクトリーからメジャーデビューを果たす。2001年には移籍後初のフルアルバム『A FORLORN HOPE』、2004年には『THE MIDDLE WAY』を発表し、2005年にシングル「CAUSATION」をリリースしている。その後も『ANTINOMY』『超克』とオリジナルアルバムを重ね、2018年には6作目のフルアルバム『梵唄 -bonbai-』を出した。
2024年11月4日には横浜BUNTAIで「六梵全書 Six full albums of all songs」と題した公演を行い、過去のオリジナルアルバム6作分の楽曲を約4時間にわたって演奏した。続く2025年2月26日、『梵唄 -bonbai-』から約7年ぶりとなる7作目のフルアルバム『viraha』をトイズファクトリーから発表。全11曲を収録し、アルバム名は「離れたことで初めて気づく相手の大切さ」を指すヒンディー語に由来する。この作品は結成30周年にあたる年の発表で、リリースに合わせて全28都市28公演のツアーが組まれた。
サウンドは、メロディック・ハードコアと民族音楽を混ぜ合わせたミクスチャーとして説明される。ハードコア由来の速いリフやビートに、東洋的な音階を持つ旋律やリズムが重ねられる点が音楽的な軸になっている。TOSHI-LOWは肉体を伴う表現とハードコア・パンクを核に置く姿勢を示しており、4人だけでライブハウスで再現できる形を制作の前提にしている。
ライブ活動はキャリアの中心にあり、全国ツアーとフェス出演を継続的に重ねてきた。2015年には結成20周年を記念した「尽未来際」を幕張メッセで開催している。日本武道館でのワンマン公演も行っており、『viraha』のツアーのように、1作のリリースで30近い都市を回る規模のツアーを組む。
機材面で情報が多いのはKOHKIで、ギターはPsychederhythm Moderncaster-Tを軸に、Gretsch G6136T-WHT Players Edition FalconやFender Stratocasterを曲によって持ち替える形が、2021年のツアーの機材レポートで確認できる。テレキャスター・タイプはロー成分が少ないぶん、ソロや単音ではファズでサステインを補うという使い方をしている。
アンプは歪み用とクリーン用の2台を足元のA/Bボックスで切り替える構成が続いている。歪み用には長くMesa/Boogie Triple Rectifierのヘッドと4x12キャビネットのRectifier Standard Slant 4x12を、クリーン用にはBad Cat Black Cat 30Rを据えていた。2025年発表の『viraha』の制作を機に、歪み用をSoldano SLO-100へ、クリーン用をFender '59 Bassman LTDへ入れ替え、キャビネットはCelestion Vintage 30を積んだHughes & Kettner CC412を合わせている。Mesa/Boogieのヘッドは約25年使い続けたもので、より腰高な鳴りを求めての交代だった。
ペダルボードはOne Control Crocodile Tail Loopをスイッチャーに据えた構成で、Ibanez TSV808 Vemuram Tube ScreamerをSoldano側のブースター兼クリーン時のクランチ、Xotic EP Boosterを歪み時の音圧補強、Union Tube & Transistor Moreをクリーン用アンプに常時オンで掛ける、といった役割分担がなされている。空間系はStrymon TimeLineをテープ・ディレイ系のモードに絞って使い、DigiTech RV-7 Stereo Reverbはリバースとスプリングを切り替える。BOSS PS-2 Digital Pitch Shifter/Delayは前任ギタリストの機材から引き継いだもので、1オクターブ上を足すモードで使われる。電源にはEx-pro PS-1やNoah'sark AC/DC-1が入る。Y-UPにはこのほか、MXR Phase 90やStrymon Flint、A/BボックスのProvidence P-3Gなど、過去のセットで確認された機材も登録されている。
『viraha』期のボードには、ソロや単音のブースターとして使うファズのBOSS FZ-1W、ポリフォニック・モードで1オクターブ下だけを出すBOSS OC-5、カッティングをまとめるためのOne Control Lemon Yellow Compressor、フェイザー代わりに使うNUX Mod Core Deluxe MKII、モディファイされたElectro-Harmonix Small Cloneなども加わっている。チューナーはKORG DTR-2000BL、アンプの切り替えにはProvidence P-4Eが使われる。
RONZIのドラムはPearlで固めており、Masters Premium Legendのキットに、胴の深いSensitone Eliteのスネア、Demon Drive P-3002Dのペダルとチェーン・ドライブ用のDemon Chainという組み合わせが、Pearlの公式アカウントによる日本武道館公演時の紹介でも取り上げられている。Y-UPではあわせてPaiste 2002 Rock RideなどのシンバルやEvans G2 Coatedといったヘッドの登録も確認できる。MAKOTOのベース周りは、ESP P-4やFender Jazz Bass、EBS TD660とProLine 2000というアンプ、Tech 21 SansAmp Bass Driver DIやDarkglass Electronics Microtubes B3Kなどが登録されている。TOSHI-LOWはアコースティック・ギターを弾く場面があり、Yamaha LL-25JやK.Yairi BOY2、ピックアップのSunrise S-2、リバーブのStrymon BigSkyといった機材が登録されている。
メンバーの別活動として、4人はアコースティック編成のバンドでも活動している。2005年に「OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND」として始まり、2019年4月12日に「OAU」へ改名した編成で、TOSHI-LOWがボーカルとアコースティック・ギター、KOHKIがアコースティック・ギター、MAKOTOがコントラバス、RONZIがドラムスを担当する。Y-UPでもこの2つはBRAHMAN/OAUとしてまとめて扱われている。TOSHI-LOWはさらに細美武士とのユニットthe LOW-ATUSでも活動し、2021年6月9日に1stアルバム『旅鳥小唄 -Songbirds of Passage-』を発表、あわせてIMPLODEというレーベルを立ち上げた。この活動を含めた表記がBRAHMAN/OAU/the LOW-ATUSである。RONZI(好き好きロンちゃん)は、幡ヶ谷発のアイドルグループ「好き好きロンちゃん」にも携わっている。