Official髭男dism
- メンバー
- 4人
- 掲載している機材
- 107点
サポートメンバーを含む場合があります。
Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)は、2012年に結成された日本の4人組バンドである。編成は藤原聡(ボーカル、ピアノ)、小笹大輔(ギター)、楢﨑誠(ベース、サックス)、松浦匡希(ドラムス)の4人で、公式サイトのプロフィールにもこの4人と担当楽器が掲げられている。ボーカリストが同時に鍵盤を弾き、ベーシストがサックスに持ち替えるという編成上の特徴があり、ピアノやシンセサイザーが前面に出るアンサンブルを組み立てている。
結成後はインディーズでの活動を重ね、2015年4月にミニアルバム『ラブとピースは君の中』でインディーズデビューした。以降は2ndミニアルバム『MAN IN THE MIRROR』、3rdミニアルバム『レポート』と、ミニアルバムの形態でリリースを重ねている。公式のディスコグラフィにも、この3作がミニアルバムとして並んでいる。
2018年4月、シングル「ノーダウト」でメジャーデビューした。フルアルバムは『エスカパレード』を皮切りに、『Traveler』『Editorial』『Rejoice』と発表されている。公式のディスコグラフィでは『Editorial』がメジャー2ndアルバム、『Rejoice』がメジャー3rdアルバムとして整理されている。
シングルには「ノーダウト」のほか「Pretender」「宿命」「I LOVE...」があり、EP形態の作品として『What's Going On?』『Stand By You EP』『HELLO EP』『ミックスナッツEP』が公式のディスコグラフィに並んでいる。配信を軸としたリリースも多く、「Tell Me Baby / ブラザーズ」「Cry Baby」、デジタルEP『LADY』などが公開されている。
映像作品の主題歌として書かれた曲も多い。「Subtitle」はフジテレビ系ドラマ「silent」の主題歌で、リズム&ドラム・マガジンはこの曲を取り上げ、生のドラムと打ち込みの中間に位置づけられるニュアンスの作り方や、歌のためのスペースを空けるフレージングを分析している。同誌は「TATTOO」の配信開始時にも松浦匡希のドラミングを記事にしており、楽曲ごとのドラム・アレンジが楽器専門媒体で継続的に扱われている。
ギターの小笹大輔は、ギター・マガジンのインタビューで、影響を受けたギタリストとしてポール・ギルバート、ロベン・フォード、ジョン・メイヤー、横山健を挙げている。ギターを選ぶ基準としてはリア・ピックアップを歪ませたときの音の太さを重視しており、レコーディングではリード・ギターに1961年製のジャズマスター、バッキングに1960年製のテレキャスターを使い分けている。ジャズマスターは倍音の出方がリードに合うため、テレキャスターはパワー・コードを弾いたときに音がまとまるため、という理由が示されている。ライブではテレキャスターを中心に据えている。
Y-UPには小笹大輔の使用機材として、Fender の Jazzmaster や Telecaster、Michael Landau Signature 1968 Stratocaster、Gibson の ES-355、Paul Reed Smith の P22 といったギターが登録されている。アンプでは Hiwatt の Custom 100 や Fender の Twin Reverb、足元では Free The Tone の ARC-4 を中核に、Strymon の TimeLine と BigSky、Eventide の H9、Pete Cornish の ST-2、Hermida Audio Technology の Zendrive、DigiTech の Whammy (5th Gen) などが確認できる。
ベースの楢﨑誠はサックスも担当し、ベース・マガジンではエレキ・ベースとシンセ・ベースを併用するプレイヤーとして特集の中心に置かれ、新井和輝との対談で両者の使い分けを扱う企画が組まれた。同誌のインタビューでは、ベースの音価を短めに保ってドラムを支える発想や、大きな会場での低域の響き方を踏まえて音を置く考え方が示されている。Y-UPには楢﨑誠の機材として Fender の Jazz Bass、Precision Bass、Custom Shop Jazz Bass、アンプでは Orange の AD200B MK3 と OBC115、Ampeg の PN-115HLF、エフェクターでは Darkglass Electronics の Alpha Omega と Super Symmetry、Free The Tone の PA-1QB、A-Designs の REDDI、Line 6 の HX Stomp などが登録されており、シンセサイザーの Minimoog Voyager も並んでいる。
ドラムの松浦匡希のセットアップは、リズム&ドラム・マガジンのセットアップ企画で公開されている。ドラム・キットは DW の Collector's Series Pure Maple、スネアは Ludwig の Supraphonic LM400 で、シンバルは Zildjian の A Custom Medium Ride と A Mastersound Hi-Hats、Paiste の PST X Swiss Hats、Meinl の Byzance Traditional Medium Thin Crash、SABIAN の AA China Splash、Zildjian の Oriental China Trash を組み合わせる構成である。電子機器では Roland の SPD-SX と KT-10 を組み込んでいる。Y-UPにはこれらに加えて Ludwig の Breakbeats by Questlove、Lerni の H-143HC も登録されている。
藤原聡はボーカルと鍵盤を兼ねるため、Y-UPでも鍵盤機材の登録が多い。Nord の Nord Electro 3、Yamaha の S70 XS、Dexibell の VIVO S7 PRO M といったステージ用の鍵盤に加え、Moog の Minimoog Voyager、Sequential Circuits の Prophet-5、Sequential の Prophet-6、Roland の JUPITER-8 といったシンセサイザー、HAMMOND の XM-1、Hohner の Clavinet D6 など、鍵盤楽器の系統を横断した機材を確認できる。制作環境では Universal Audio の Apollo x8p、マイクでは Shure の Nexadyne 8/C や TELEFUNKEN の ELA M 251E も登録されている。
メンバー個々の活動としては、小笹大輔がギター・マガジン発のギタリスト向けラジオ番組に有賀教平とともに出演し、ギターとの出会いや自身が挙げるギター・ヒーローをめぐる対談が記事として公開されている。楢﨑誠はベース・マガジンの表紙企画で、JIRO や 新井和輝 との対談に登場している。