GLAY
- メンバー
- 4人
- 掲載している機材
- 159点
サポートメンバーを含む場合があります。
GLAY(グレイ)は、北海道函館市で結成された日本のロックバンド。TERU(ボーカル)、TAKURO(ギター)、HISASHI(ギター)、JIRO(ベース)の4人からなり、2本のギターを軸にした編成をとる。バンド内に固定のドラマーは置かず、ライブやレコーディングではサポートのドラマーが加わる形をとる。バンドの多くの楽曲でTAKUROが作曲を手がけ、リーダーとしての役割も担っている。
結成は1988年。函館市で、TAKUROが、別のバンドで歌っていたTERUに声をかけたところからバンドが始まった。翌1989年にはHISASHIがギタリストとして加わっている。高校卒業を機にメンバーは活動の拠点を東京へ移し、ライブハウスを中心に活動を続けた。1992年にJIROがベースで加入し、以後変わることのない4人の編成が固まった。東京での活動のなかで、X JAPANのYOSHIKIが主宰していたインディーズ・レーベルのエクスタシーレコードと結び付いていく。
1994年5月25日、シングル「RAIN」とアルバム『灰とダイヤモンド』を同じ日にリリースしてデビューした。「RAIN」はYOSHIKIが立ち上げたメジャー・レーベルのプラチナム・レコードから、『灰とダイヤモンド』はインディーズのエクスタシーレコードから、という変則的な出し方だった。「RAIN」はYOSHIKIとTAKUROの共作曲で、アルバムの制作にもYOSHIKIが深く関わっている。
1997年、11枚目のシングル「口唇」でオリコン週間シングルチャートの1位を初めて獲得し、続く「HOWEVER」が初のミリオンセラーとなった。同年10月1日にリリースされた初のベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』は400万枚を超えるセールスを記録し、1997年の年間アルバムチャートで1位となっている。
1999年2月3日発売のシングル「Winter,again」もオリコン週間シングルチャートで1位となり、第41回日本レコード大賞と第32回日本有線大賞をあわせて受賞した。以後もシングルのリリースは長く続き、2025年12月3日発表の63枚目のシングル『Dead Or Alive』によって、オリコン週間シングルランキングでのTOP10入りが30年連続となった。
レーベル面では、デビュー時のプラチナム・レコード以降いくつかの移籍を経たのち、2010年に自社レーベル「loversoul music & associates」を発足させ、自主レーベルから作品を出す体制へ移行した。2017年には公式アプリ「GLAY app」も立ち上げている。1992年に固まった4人という編成は、脱退・加入を経ることなく続いている。
ライブ活動では、1999年7月31日に幕張メッセ駐車場の特設ステージで行われた『GLAY EXPO '99 SURVIVAL』が大きな節目となった。この公演は20万人を動員し、国内の単独公演として当時最大規模のものとなっている。以後もGLAY EXPOを冠した大規模公演を重ねており、2004年にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンで、2014年には宮城で開催された。デビュー30周年を掲げた『GLAY EXPO 2024-2025』では、ベルーナドームに続いて2025年5月31日・6月1日に東京ドーム、6月8日に京セラドーム大阪で公演が行われた。2026年には全国15カ所16公演の『HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2026』が組まれている。
音の面では、性格の異なる2本のギターの役割分担がGLAYのサウンドの土台になっている。TAKUROが軸に据えるのはGibsonのLes Paul Standardで、1959年製をはじめとするヴィンテージのレスポールに加え、1954年製のFender Stratocaster、GibsonのES-335といった古い個体を実際のステージへ持ち込む。エフェクターで音色を切り替えるよりも、ギター本体と手の操作で歪みから柔らかい音までを作ることを重視した弾き方をとる。アンプはMarshallのJCM800やMatchlessのHC-30が使われ、足元にはKlonのCentaur、VemuramのJan Ray、StrymonのSunset、IbanezのTube Screamer Mini、MXRのDyna Comp、EventideのH9 Max、BOSSのGT-1000COREなどが並ぶ。ここにLimetone AudioのFOCUS、Indigo NoteのFIXED WAH、Mojo Hand FXのIron Bell、Electro-HarmonixのHoly Grail、LehleのSunday Driver XLRが加わり、全体はスイッチング・システムでまとめられている。Y-UPにも、Gibson / 1959 Les Paul Standard Louis Vuitton Custom、Fender / Jimmy Page Mirror Telecaster、Journeyman / TKR-01、Nancy / Nancy-Plorerといったギターや、Marshall / 1960A、Free The Tone / Flight Time FT-1Yなどが登録されている。
HISASHIは、アルミ製ボディのTokai TALBOを長く使い続けているギタリストとして知られる。ステージではArmored TALBO Type-RやArmored TALBO Hand Engraved、TALBO 40th Anniversaryといった派生モデルを並行して持ち込むほか、ZemaitisのMetal Front、GibsonのFlying V、12弦のGodin A12、自身のシグネチャーモデルであるZodiacworksのJUSTICE-01なども使い分ける。システムはラック中心で、Fractal Audio SystemsのAxe-Fx IIIを核に、VHTのTwenty One HundredやFryetteのClassics XXXといったパワーアンプを組み合わせる。足元にはLine 6のM5 Stompbox ModelerとHX One、DigiTechのWhammy、Ernie BallのWah、Fractal Audio SystemsのEV-1とEV-2、TC ElectronicのPolyTune、Neural DSPのQuad Cortexなどが置かれ、飛び道具的な音色を多く担当する。ラックにはKORGのDTR-1、FurmanのPL-Plus、SymetrixのヘッドホンアンプやShureのワイヤレスがまとめられ、ペダル群の切り替えにはRJM Music TechnologyのMini Effect Gizmoが用いられる。Y-UPにも、Tokai / TARBOSAURUSやRoland / G-707、Jerry Jones / Electric Sitarといった変わり種の楽器を含め、HISASHI名義の機材が数多く登録されている。
JIROのベースの中心にあるのは、Top DogのJRO-01である。1990年代から使い続けているジャズベース・タイプのこの個体は「初号機」と呼ばれ、シリアルナンバー#008の一本として知られる。ほかにFenderのAmerican Professional II Jazz Bassも使用する。アンプ側はKemperのProfilerでシステムを組み、Tech 21のSansAmp Bass Driver DIやSansAmp Classic、Origin EffectsのCali76 Bass Compressor、SadowskyのSBP-2 Bass Preamp、Rupert Neve DesignsのRNDI、Free The ToneのPA-1QBなどを通して音を作る。歪みや飛び道具にはXoticのBass BB Preamp、Electro-HarmonixのDeluxe Big Muff、MXRのBass Octave Deluxeが使われ、原音と加工音はブレンダーで混ぜられる。Y-UPには、このほかTop Dog / JRO-03やTop Dog / JRO-09RBといったシグネチャー系のモデル、Gibson / Thunderbird BassやMusic Man / Bongo Bassなども登録されている。
TERUについては、Y-UPにK.Yairi / YD-88MやK.Yairi / YD-88BK、Gretsch / G6128T-53 Vintage Select '53 Duo Jet、LR Baggs / Para Acoustic DIといった使用機材が登録されており、歌以外の側面からもたどることができる。
メンバーの別活動としては、TAKUROが2016年12月14日に初のソロアルバム『Journey without a map』を発表しており、同作は松本孝弘(B'z)がプロデュースを手がけた。TAKUROはその後もソロ名義でアルバムを重ね、ツアーも行っている。JIROはGLAYと並行して、THE PREDATORSでもベースを担当している。